アスパラガスの保存方法を徹底解説。名前の由来やオススメレシピのご紹介。

一年を通じてにスーパーなどで目にする機会が多いアスパラガス

柔らかくてシャキシャキした歯ごたえで、サラダに入れたり炒め物にしたりと様々な調理法に活用できる万能食材です。

しかし、気がついたら冷蔵庫の中で茎の部分が筋っぽくなってしまったり穂先が茶色くなってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

本記事ではアスパラガスを少しでも長く楽しめるような保存方法や保存期間など、栄養面も含めご紹介したいと思います。

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アスパラガスの旬の時期や有名な産地、種類について

アスパラガスは海外から輸入されているものも多く見かけますが、産地が日本のものは春から多く出回る野菜で、主に北海道で収穫されています。北海道以外では九州の佐賀、熊本、長崎での収穫が多く、特に佐賀県では10月下旬まで収穫されています。

春先に収穫されるものは甘みが強く柔らかいのが特徴ですが、6月中旬以降に収穫されるものはシャキシャキとした食感が特徴です。

 

アスパラガスの種類としては、主に4種類になります。

 

  • グリーンアスパラガス・・・新芽を日光に当てて栽培されたもの
  • ホワイトアスパラガス・・・軟白栽培といい、日光を遮り栽培されたもの
  • パープルアスパラガス・・・鮮やかな紫色で、アントシアニンを含む。甘みが強く高級品として流通している
  • ミニアスパラガス・・・長さ10cm程度のとても小さいもの。殆どが輸入品で、味や栄養はグリーンアスパラガスと同じ

アスパラガスの栄養価や効果・効能についての説明

アスパラガスは栄養豊富な野菜として有名ですが、中でも注目おの養素はアスパラギン酸です。

アスパラガスから命名された栄養素で、疲労回復やスタミナ増強効果があり、栄養ドリンクの成分として実際に使用されています。

代謝をアップさせる効果があるため、ダイエットにも最適です。

また、生活習慣予防やアンチエイジング効果をもたらすルチン、美肌効果のあるβカロテンや妊婦さんに必要な葉酸も多く含まれています。

 

栄養豊富でダイエット効果があるから、ついつい沢山食べようと思うかもしれません。

しかし、多量に摂取すると水分やミネラルを必要以上に排出してしまうため、注意が必要です。

アスパラガスのスーパーでおいしい食材の見分け方

アスパラガスのおいしい見分け方としては以下をチェックしてみてください。

 

  • 濃い緑色をしている
  • 全体に光沢がある
  • 茎は太さが均一なもの
  • 穂先が締まっているもの
  • はかまが正三角形になっている
  • 根本部分が瑞々しい

 

などを確認するとよいでしょう。

ホワイトアスパラガスの場合は、ほんのりピンク色になっているのがオススメです。

 

尚、穂先に白いカビが生えていたり、ぬめりがでてきているものは避けましょう。

また、茎が太い方が甘くておいしいと言われていますが、細いからといって必ずしも美味しくない訳ではありません。

細くても他のチェックポイントがクリアしているかを確認してみてくださいね。

アスパラガスの常温保存のコツと保存期間の目安

アスパラガスは鮮度が落ちやすい野菜の一つで、最適温度は2.5度と言われています。

そのため、基本的に常温保存には向きません。直ぐに食べる場合でも、必ず冷蔵庫に入れましょう。

 

しかし、どうしても常温保存をしたい場合には以下を試してみてください。

 

  1. 根本を少し切り落とし、湿ったキッチンペーパーで全体を包む
  2. 全体を新聞紙で包みポリ袋に入れ、牛乳パックやペットボトルに立てて保管

 

この場合、なるべく1日で消費することをオススメします。

アスパラガスの冷蔵保存のコツと保存期間の目安

アスパラガスは、乾燥にとても弱い食材です。そのため、アスパラガスのおいしさを保つためには、水分がポイントとなります。

 

  1. 根本を少し切り落とし、湿ったキッチンペーパーで全体を包む
  2. ポリ袋にいれ、冷蔵室で立てて保管する

 

先ほども述べたように、アスパラガスの最適温度は2.5度です。そのため、野菜室より冷蔵室での保管がオススメです。

この方法で、5日程度保存可能です

また、お好みの大きさにカットした後に茹でて保存することも出来ます。その場合には、2~3日で消費しましょう。

アスパラガスの冷凍保存のコツと保存期間の目安

アスパラガスを冷凍する方法は、①生のまま保存する方法②茹でて保存する方法、があります。

 

  • 生のまま保存する場合

1 軽く洗って、キッチンペーパーなどでしっかり水気を拭く

2 根本2~3mmをカットする

3 根本から半分の長さまで、ピーラーで皮を剥く

4 使いやすい長さにカットし、冷凍保存袋にいれ保管する

 

  • 茹でて保存する場合

1~4は、生で保存する場合と同じ

5 水1Lに対し小さじ1弱の塩を入れ、沸騰したらカットしたアスパラガスを加え1分程度茹でる

6 茹で上がったら、しっかりと水気を拭き小分けにラップで包み、冷凍保存袋に入れて保管する


どちらも、冷凍庫で1ヵ月ほど保存可能です。

 

解凍方法、保存期間の目安ですがアスパラガスは水気に弱いので、しっかりと水気を拭いてから冷凍することが大切です。

冷凍したアスパラガスを使う場合には、解凍せずに冷凍したままで使いましょう。

さっと茹でたり、炒め物にそのまま使えて便利です。

保存期間は、約1ヵ月です。

アスパラガスのの豆知識

栄養豊富なアスパラガスですが、実は部位によって栄養成分の量が異なります。

一番栄養が多く含まれているところは穂先です。柔らかくて食べやすいため、赤ちゃんの離乳食にも最適です。

また、茎の部分についている小さな三角形の部分を取り除いていませんか。

こちらは「はかま」といい、アクがあり舌触りが気になるということから取り除く方も多いようですが、実は血圧上昇を抑えるアスパラプチンという栄養素が多く含まれているのです。

そのため、筋が固すぎて食べられない場合を除き、下処理をせずにそのまま一緒に食べましょう。

 

ちなみにアスパラガスの名前の由来はギリシャ語で「新芽」を意味する「アスパラゴス」からきていると言われています!

オススメレシピの紹介

  • アスパラガスの肉巻き

【材料】4人前

・豚こま 250g

・アスパラガス 1束(100g)

  • 片栗粉 少々

◎麺つゆ(4倍濃縮)、みりん 各大さじ3

・サラダ油 大さじ2

 

【作り方】(作業時間15分)

①アスパラガスは根本を切り落とし、半分にカットする

②豚こま1枚を広げ、アスパラガス1本を巻く

③全て巻き終わったら、表面に片栗粉をまぶす

④フライパンにサラダ油を入れ中火にかけ、③を投入する

⑤コロコロと転がしながら、全体がきつね色になるまで焼く

⑥余分な油をキッチンペーパーで拭き取る

⑦弱火にし、◎を加え煮詰める

⑧タレを全体に回しかけ、汁気がほぼなくなったら出来上がり

 

※アスパラガスの茎の部分は、固い部分があるときは取り除きましょう

※焼くときには、肉の巻き終わりを下にしてから焼きはじめましょう

まとめ

いかがでしたでしょうか。アスパラガスの保存方法の常温・冷蔵・冷凍保存を中心にお伝えしました。

アスパラガスは、どんなレシピにも使える上に彩りとしても使いやすい食材です。

少ししか使わなかったり残ってしまった場合に、今回お伝えした様々な保存方法を活用すれば、長い期間アスパラガスを楽しむことが出来ます。

 

是非、常温保存から冷凍保存まで、色んな方法を試してみてくださいね。

 

<了>

 

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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
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