もっとも好きなフルーツに「桃」をあげる人は多いのではないでしょうか?
ジューシーで甘い桃。旬の時期になるとスーパーなどでついつい買ってしまう方も多いかと思います。
しかしながら美味しい桃は非常にデリケートで日持ちもしないため保存方法を間違えるとすぐに傷んでしまいます。
今回は、そんな桃の保存方法について詳しく解説します。
桃の旬の時期や有名な産地や追熟について
桃の旬は主に7月から8月にかけてとなります。
特に有名な産地としては山梨県や福島県、岡山県、長野県などが有名です。
種類は、一般的に「白桃」と「黄桃」と「白鳳」があり、白桃は果肉の色が白く、肉質が締まっており日持ちが良く、黄桃は果肉がやや固め、酸味と香りが特徴的また、交配種から生まれた「白鳳」は甘みが強く肉質がやわらかめな事が特徴です。
固めの桃は追熟で食べ頃まで常温保存がおすすめ
スーパーなどで販売されている桃は消費されるまでの期間を考慮して少し固めの桃を売っていることも多いので、そういった場合は「追熟」をさせましょう。
常温でしばらく放置することで追熟が進み甘みが増してきますのでもっとも美味しい状態で桃を楽しみたい方にはとてもおすすめです。
桃の栄養価や効果・効能について
桃は美味しさだけでなく、その栄養価にも注目が集まっています。
特にビタミンA、C、そして食物繊維が豊富で、健康促進や美容効果に優れています。
ビタミンAは免疫力強化、眼の健康に寄与し、ビタミンCは抗酸化作用で美肌効果をもたらします。
また、食物繊維は腸内環境を整え、便秘解消に役立つと言われています。ただし、食べ過ぎはカロリーオーバーに繋がるので注意が必要です。
暑い夏に、栄養満点の桃を味わいつつ、健康的な身体づくりをしましょう。
桃の常温保存のコツと保存期間の目安
桃の美味しさをしっかり堪能したいなら常温での保存がおすすめです。
桃は非常にデリケートなため、冷気や乾燥を嫌います。
そのため保存する場合は常温で風通しの良い場所で保存することが基本となります。
保存の手順は以下の通りです。
- 桃を1個ずつペーパータオルで包みます。
- ポリ袋等に入れ、口を閉じます。
- 自重で桃が傷まないように、桃の下に緩衝材を敷きます。
- 直射日光やエアコンなどの冷気が当たらない場所で保存します。
この常温保存の方法であれば、桃はおおよそ3日程度は保存することが可能です。
また、桃は冷やしすぎると糖度が下がり甘みが落ちてしまいますので、食べる直前に冷蔵庫で1時間ほど冷やしてから食べると甘くて冷たい桃を楽しめます。
桃の冷蔵保存のコツと保存期間の目安
桃は冷やすと甘さを感じにくくなるため常温保存が推奨されますが、冷蔵保存も可能ですが冷蔵庫では追熟がされないためあくまでも保存方法として活用してみてください。
なお、冷蔵庫での保存は、1週間程度が目安でになります。
冷蔵保存する場合、桃にとっては気温が低すぎることもあるため、乾燥や冷気から守るためにも常温同様にペーパータオルで優しく包みポリ袋などに入れてから野菜室で保存することがオススメです。
少しでも保存期間を伸ばしたい場合にはラップやポリ袋よりも、より外気に触れないアルミホイルで包みヘタ側を上にして野菜室で保存しましょう。
こうすることで保存期間を2週間程度に伸ばすことも可能です。
アルミで包む際には空気が触れないようにぴっちりと包むこと、包む際に桃を傷つけないように注意しましょう。
桃の冷凍保存のコツと保存期間の目安
桃を長期保存したい場合、または旬の時期に大量に手に入れた場合などは、冷凍保存がおすすめです。
冷凍方法は以下の通りです。
- 桃をやさしく洗い、ペーパータオルで水気を拭き取ります。
- 1個ずつラップで包みます。
- 冷凍用保存袋に入れて空気を抜くように口を閉じ、冷凍庫で保存します。
冷凍保存の場合は、約1ヵ月程度保存することができます。
解凍方法としては、室温で自然解凍してください。
冷蔵庫から出したら10分〜30分程度で半解答の状態になりますので、冷凍ならではの食感や風味を楽しむことができます。
尚、解凍しすぎてしまうと水分が外に流れ出てしまい食感や風味が失われてしまいますので解凍する際には食べ頃に気をつけましょう。
桃の上手な皮の剥き方と変色防止について
桃の皮は滑りやすく、また桃自体もとても柔らかいため木津つけずに上手に剥くのはとても難しいですよね。
そんな時は以下の湯剥きの方法を試してみてください。驚くほど簡単に綺麗に向けますよ。
桃の皮の湯剥き:気持ちいほど簡単に皮が剥がれます。
ステップ1:桃に切れ込みを入れる
まず最初に、桃の上部に十字型の切れ込みを入れましょう。これにより、皮が湯で緩むことで剥きやすくなります。
ステップ2:湯通しを行う
次に、沸騰したお湯に桃を入れて約15秒から30秒間程度湯通しをします。この湯通しの時間は桃の熟度や大きさにより微調整が必要です。
ステップ3:皮を剥く
湯通しをした後、すぐに冷水に漬けて温度を下げましょう。これにより桃の皮が更に剥きやすくなります。
その後、手や包丁を使って桃の皮を優しく剥いていきます。お湯で十分に緩んだ皮は、すっと剥がれてきます。
以上が、お湯を使って桃の皮を剥く3ステップの方法です。
この方法を利用すれば、桃の美味しい部分をムダなく食べることができます。
また、桃の皮を剥く際にはソフトに扱い、果肉を傷つけないように注意しましょう。
桃の変色防止には食塩かレモン汁がオススメ
桃の変色は酸化によるものなので、酸化を防ぐ方法を用いると効果的です。
以下の方法がオススメです。
- レモン水に浸ける
レモンに含まれる酸が酸化を防ぎます。ただし、レモンの風味が桃に移る可能性があるため、その点を気にする方は塩水の方法を試してみてください。 - 塩水に浸ける:
桃を塩水に浸ける方法が効果的で、変色防止効果が高く、味や風味にも影響しにくいとされています。
これらの方法を活用すれば、ある程度時間がたっても茶色に変色しない桃を長く楽しむことができます。
自宅で簡単にできる冷凍した桃を使ったレシピ
桃はやっぱりフレッシュで熟したものをそのまま食べるのが1番!
かもしれませんが、大量に冷凍した際に家庭で美味しく消費できる冷凍桃を使用したオススメのレシピをご紹介します。
- 冷凍桃のシャーベット
フードプロセッサーまたはブレンダーで冷凍桃をシャーベットにするのは簡単で美味しい方法です。
フードプロセッサーに冷凍桃を入れて、よく混ぜれば完成です。
そのまま食べても良いですし、トッピングとしてヨーグルトやハチミツを加えても美味しくいただけます。 - 冷凍桃とヨーグルトのスムージー
冷凍桃を使ったスムージーは、健康的で美味しいデザートです。
冷凍桃を凍らせて、ヨーグルトとハチミツを加え、ミキサーにかけるだけです。
いかがでしょうか?非常にシンプルで、簡単ですが桃の自然な甘さと香りを堪能できるレシピです。
ご家庭でも是非試してくださいね。
桃の保存についてのまとめ
以上が桃の保存についてでした。いかがでしたか?
スーパーでも旬の時期にしか出回らない「桃」をぜひお楽しみください。
シニアタイムズの推奨はなんといっても桃の風味や食感を最大限に活かせる常温保存です。
購入後は追熟してできるだけ早く食べましょう!
<了>
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