ピーマンの保存方法を解説。下ごしらえのポイントや良い食材の見分け方も。

ピーマンは1年中購入できる身近な食材です。最近ではカラーピーマンよく見かけますね。

その彩りからついつい購入してサラダに入れたり、炒めたり焼いたりと皆さまの食卓には欠かせない食材の一つかと思います。

そんなピーマンですが、適した保存方法を行わないと直ぐに味や風味が損なわれてしまいます。

また、冷蔵庫に入れていたのに、気づいたらシワシワになっていた!ということはありませんか?

今回の記事では、ピーマンの様々な保存方法や保存期間などをご紹介します。ピーマンのおいしい見分け方なども解説しますので、最後までご覧下さい。

ピーマンの旬の時期や有名な産地、種類について

ピーマンの旬は6~9月の夏の時期です。ハウス栽培の普及により、全国的に一年中栽培されるようになりました。

また、パプリカなどは韓国やオランダなどからの輸入もあるため、季節問わずに購入することが出来ます。

有名な産地としては、冬春ピーマン(11~5月)は茨城県、宮崎県、鹿児島県がシェアが大きく夏秋ピーマン(6~10月)は茨城県、岩手県、大分県がシェアを占めます。

尚、ピーマンは、ナス科トウガラシ属に分類されるため、実はトウガラシの仲間なんです!別名「甘いトウガラシ」とも言われており、一般的な緑色から赤や黄色、オレンジ、紫、茶色、黒、白など様々な色合いがあり、完熟度合いによって色合いが変わると言われています。

ピーマンの栄養価や効果・効能について

ピーマンは栄養があるから食べなさい!と言われることが多いですが、その言葉の通り、ピーマンには栄養素がとても多く含まれています。

特にビタミン類が豊富に含まれており、赤ピーマンにはトマトの約5倍、レモンの2倍ものビタミンCが含まれています。

そのため、ピーマンを半分食べるだけで一日に必要な摂取量を取ることが出来ルと言われています。

 

また、熱に弱いビタミンCですが、実はピーマンにはビタミンCを熱から守るヘスペリジン(ビタミンP)が含まれています。

そのため、炒めたり焼いたりとどんな調理方法でも栄養を損なわずに摂取することが出来ます。

 

ピーマンは緑、黄色、赤の順に色を変えながら熟しますが、赤になるほどビタミン類の含有量も増え、甘みが強くなり青臭さも減少します。

 

美味しいピーマンの見分け方

購入する機会の多いピーマンですが購入の際には以下をチェックしてみてください。

 

ピーマンの見分け方

  • ツヤがあり、触った時にハリを感じる
  • ヘタの切り口が乾燥していないもの
  • 皮が肉厚・色が鮮やかな緑色のもの
  • 重量感があるもの
  • ヘタの数が多いもの(6角形以上)

 

表面がしわしわとなっていたり、ヘタの部分がしなびて変色をしているものは避けて下さい。

形が多少いびつなものもありますが、味に問題ありません。

 

ピーマンの常温保存のコツと保存期間の目安

ピーマンは温度と水気が大切なポイントです。

10度前後や少し気温が高くても1週間以内に使い切れる場合には、常温保存が可能です。

 

常温保存のコツ

1.キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取る

2.1つずつキッチンペーパー等で包む

3.大きな保存袋にいれ、閉じ口を少し開けて風通しのよい冷暗所などに保管する

 

ピーマンの冷蔵保存のコツと保存期間の目安

ピーマンの保存温度をみると、野菜室での保存が最も適しています。

冷蔵保存のコツ

1.キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取る

2.一つずつキッチンペーパー等で包む

3.大きな保存袋に入れる

 

※閉じ口は少し開けておくと、中にガスや湿気が溜まらずに新鮮さが保ちます。

この状態で、3週間近く保存が可能です。

 

ピーマンの冷凍保存のコツと保存期間の目安

冷凍保存する場合には、傷みやすいヘタ・種・ワタを必ず取り除き、水気をしっかりと拭き取りましょう。

そして、丸ごともしくはお好みの形にカットした後、冷凍ジップロックに入れて冷凍します。

解凍後の下ごしらえの手間などを考えると、カットして冷凍した方が便利です。この場合、生でも加熱処理したものでも同様に冷凍できます。

冷凍したピーマンは、約1ヵ月ほど保存できます。

なお、冷凍ピーマンを使いたいときには解凍せずに冷凍のまま使うことがオススメです。

また、加熱しすぎると食感や風味が損なわれるため、さっと火を通すのがポイントです。

 

保存期間は、生でも加熱処理済みのものでも1ヵ月ほど保存できます。

ピーマンの豆知識

子どもが苦手な野菜の代表格でもあるピーマン。苦手な理由として、「苦いから」「青臭いから」という言葉をよく聞きます。

でも、工夫次第で苦くないピーマンを食べることができますよ。

 

①ピーマンの切り方

ピーマンの切り方

ピーマンは繊維に沿って苦み成分が含まれているため、この繊維を壊さないように縦方向にカットします。

 

②冷凍ピーマンを使う

冷凍することでピーマンの繊維が壊れ、苦みが和らぎます。

 

③油や肉類と組み合わせる

ピーマンは油やお肉との相性が抜群!軽く炒めるだけで、甘みが増してとても食べやすくなります。

 

是非、試してみて下さい。

ピーマンのオススメレシピ

豚こまで作る青椒肉絲

 

【材料】(4人前)

・豚こま 300g
・片栗粉 大さじ1
・ピーマン 3個(150g)
・赤ピーマン 2個(60g)
・茹でタケノコ 50g
◎中華味の素 大さじ1/2
◎オイスターソース 大さじ1
◎料理酒、みりん 各大さじ1
◎おろししょうが、おろしにんにく 各小さじ1
・ごま油 大さじ2

 

【下準備】

  • ピーマン(赤ピーマン)は種とワタを取り除き、縦方向の細切りにカットする
  • 豚こまとタケノコは、細切りにカットする

 

【作り方】(作業時間10分)

  1. ①フライパンに豚こまを入れ、片栗粉をまぶす
  2. ②①にごま油を回しかけ、中火で焼く
  3. ③お肉に火が通ったら、ピーマン(赤ピーマン)とタケノコを入れ、一緒に炒める
  4. ④ピーマンが柔らかくなったら、中火のまま◎を加え全体を混ぜる
  5. ⑤全体がしっかりと馴染んだら、出来上がり

 

※赤ピーマンが無ければ、通常の緑のピーマンを使って下さい

まとめ

いかがでしたでしょうか。ピーマンの保存方法の常温・冷蔵・冷凍保存を中心にお伝えしました。

1年中出回っているピーマンですが、夏の季節は露地栽培のものが広く出回るため、みずみずしくて美味しいピーマンがリーズナブルな価格で買うことが出来ます。

ちょっと買いすぎたというときや、なかなか消費出来ずに余ってしまう場合などは、それぞれの保存方法でしっかりと保存すれば、長期間楽しむことが出来ます。

是非常温保存から冷凍保存まで試してみて下さいね。

 

<了>

 

 

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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
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