シャインマスカットの保存方法を解説。注目の産地や栄養について

最近、ふるさと納税の返礼品や、おとりよせで、夏の季節限定フルーツとして大人気の、シャインマスカット

種なしで食べやすく、ジューシーな甘さと、パリッとした歯ごたえが特徴です。

ただ、「ひと房が大きいので、一度には食べられない」「房ごと冷蔵庫に保存すると意外に場所をとる」と、お悩みの方も、多いのではないでしょうか。

本記事では、シャインマスカットの常温、冷蔵、冷凍のそれぞれ正しい保存方法とあわせて、旬、産地などのプチ情報や、とっておきのレシピも、一緒にご紹介していきます。

最後のひと粒まで、シャインマスカットを美味しく楽しむ方法を、さっそく見ていきましょう。

 

このコーナーもおすすめ

シャインマスカットの旬と産地はどこ?

シャインマスカットの保存方法

 シャインマスカットの出回り時期は、7月頃から始まります。中でも、最もおいしい旬の時期は8〜10月。

産地は主に、長野県、山梨県、岡山県のものが有名で、市場やスーパーに多く出回ります。

 

シャインマスカットのブランドは岡山県に注目!

シャインマスカットの中で、高級フルーツ店などで多く見られるのが、岡山県でブランド化した「晴王(はるおう)」です。

岡山県JAの中から、厳しい審査を経て選ばれたシャインマスカットのみ、この名前がつけられています。

また、2017年に同じく岡山県でブランド化した「煌乃(きらめきの)」という、まだ希少なシャインマスカットも、徐々に市場に出回るようになってきました。

 

 その他に、長野県の「大地のかけら」山梨県南アルプス市の「濃珀 KOHAKU」というシャインマスカットのブランドが、あります。

 

シャインマスカットの栄養価と効果・効能

シャインマスカットの栄養成分は、ブドウと似ています。

ただ、シャインマスカットは皮ごと食べられるので、ブドウ糖、水溶性ビタミン群と共に、食物繊維がしっかり摂取できるのが特徴です。

特に注目なのが、抗酸化作用の強い、ポリフェノール類が豊富な点。

ポリフェノールには、血圧上昇を抑制するほか、がん予防や抗炎症、抗高脂血症や糖尿病予防など、生活習慣病に対するさまざまな効果が期待できます。

 

美味しいシャインマスカットの見分け方

ここでは、シャインマスカットをスーパーなどで購入する際に、より美味しいものを見分けるポイントをご紹介します。

 

ポイント① 色

シャインマスカットは、収穫時の熟し具合によって果皮の色が違うのが、特徴です。

一般的にイメージするエメラルドグリーンのシャインマスカットは、香りが高く、甘みはサッパリめ。糖度は16度前後です。

一方で、より黄色みが強い黄緑色のシャインマスカットも見たことはありませんか。

こちらは、鮮度が落ちているわけではありません。

しっかり熟してから収穫されているので、糖度18度前後と甘みが濃くなっています。

ぜひ好みに合わせて、選んでみてください。

 

ポイント② 軸の状態

シャインマスカットを購入する際に、ぜひ注目して頂きたいのが、実のついている軸の状態です。

マスカットのついている軸の色が茶色いものは、鮮度が落ちている証拠。

パックから取り出しただけで、実が落ちてしまった、となるのは茶色い軸のものがほとんどです。

そのため、実のついている軸が、なるべく緑色のものを選びましょう。

しっかり見極めれば、鮮度の良いシャインマスカットと出会えるはずです。

 

ポイント③ ブドウの張りとブルーム 

シャインマスカットの魅力のひとつが、パンッと張ったツヤツヤな果実。

見るだけで美味しさが伝わってきますね。果実のハリが良いものは、鮮度の良いものを見極める、大きなポイントになります。

しかし、果実に入ったシワや、ハリがないものは、収穫してから日時が経ってしまっている為、鮮度があまり良くありません。

また、シャインマスカットが、白くくすんでいるものを見たことはないでしょうか。

こちらは、ブルームと呼ばれる成分です。

粉っぽいので、農薬と勘違いされてしまいますが、こちらも鮮度の良いものの、目安になります。

 

シャインマスカットの常温保存のコツと保存期間の目安

シャインマスカットの常温保存の目安は1〜3日です。

シャインマスカットの旬の時期は、気温・湿度が高い時期とも重なるため、鮮度の落ちるスピードが、早くなってしまいます。

もし、どうしても冷蔵庫に入れる場所がない、という場合以外は避ける方が無難です。

 

やむなく、常温保存する場合は以下の点を守りましょう。

 

常温保存のコツ

①直射日光の当たらない、冷暗所に保存する

②水洗いは食べる直前にする

③食べる量以外は軸から切り離さない

 

シャインマスカットの冷蔵保存のコツと保存期間の目安

 シャインマスカットの冷蔵保存の目安は3〜7日です。

冷蔵保存が、最も適した保存方法になります。

また、シャインマスカットの甘みは、冷蔵することでより引き出されるので、いちばん美味しく食べる方法でもあります。

 

冷蔵保存のコツは、以下の通りです。

 

冷蔵保存のコツ

①シャインマスカットを太い軸からハサミで切り離し、細い軸が2ミリ程度残るようにひと粒ずつ切り離す

②切り離したシャインマスカットの粒を密閉できる、保存容器か保存袋にキッチンペーパーを敷いて入れる。この時に、粒同士が重なり合って、つぶれないように注意する

③冷蔵庫内の冷気の当たりにくいところ、または野菜室で保管する

 

なるべく長期保存するためには、水分は大敵です。

冷蔵保存の場合も食べる直前に水洗いするのが良いでしょう。

 

シャインマスカットの冷凍保存のコツと保存期間の目安

シャインマスカットの冷凍保存の目安はおよそ1ヶ月です。 

「たくさんシャインマスカットを貰ってしまった」「1週間では、とても消費しきれない」といった場合には、おすすめの保存方法になります。

 

シャインマスカットの冷凍保存の手順は以下の通りです。

 

冷蔵保存のコツ

①シャインマスカットを房ごと洗う

②粒を軸から取り外し、水分をキッチンペーパーでふく

③冷凍できる保存容器や保存袋につぶれない様に入れ、密閉して冷凍庫へ

 

冷凍すると、シャインマスカットは、パリッとした食感から、シャリシャリとしたシャーベット状の食感へと変化します。

解凍しすぎると水分が抜けて、ブヨブヨの食感になってしまうので、要注意です。

 

シャインマスカットのおすすめレシピの紹介

 シャインマスカットの甘さはサッパリとしているので、スイーツだけでなく、サラダにも相性抜群です。

ここでは、シャインマスカットの美味しさを存分に生かしたレシピを2つ、ご紹介します。

 

ヨーグルトクリームを使ったマスカットサンド

生クリームに挟んであるマスカットサンドは、市販でもよく販売されています。

ですが「生クリームだけだと、少し重たい」という方に、ぜひおすすめしたいのが、ヨーグルトクリームを使ったマスカットサンドです。

 

作り方は、とても簡単。

泡立てた生クリームと無糖の水切りしたヨーグルト(またはギリシャヨーグルト)を1:1の割合で混ぜるだけです。

 

このクリームでマスカットサンドを作ると、ヨーグルトの酸味が、マスカットの爽やかな甘みと生クリームの濃厚さの、程良いアクセントになってくれます。

もしクリームに甘みを足したい時は、はちみつを入れると、よりまろやかな甘みが加わります。

 

シャインマスカットのマリネサラダ

「夏に、ちょっとおしゃれなワインのおつまみを作りたい」という時に大活躍するのが、シャインマスカットのマリネサラダです。

 

まず、食べやすい大きさに切った生ハム、シャインマスカット、チモッツァレラチーズをボウルに入れます。

そのボウルに、白ワインビネガー、オリーブオイル、塩、ブラックペッパーを入れ、調味料が絡むようによく混ぜ、5分程度、置いたら完成です。

 

生ハムの塩気とモッツァレラチーズのうま味、白ワインビネガーの酸味がシャインマスカットの甘さと、相性抜群。

色どりも良く、華やかなのでホームパーティーなどで作ると、喜ばれること間違いなしです。

 

シャインマスカットの保存方法のまとめ  

今回は、シャインマスカットの保存方法ととっておきのレシピについてご紹介しました。

シャインマスカットを楽しめるのは、8〜10月のとても短い期間です。

だからこそ、季節を大事にする日本で、とても人気が高いのかもしれません。

 

ぜひ、美味しい時期を逃さず、適切な保存方法を実践して、最後のひと粒まで、美味しく食べきってください。

 

<了>

 

 

このコーナーもおすすめ

 

 

※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。

 

よかったらTwitterフォローお願いします

おすすめの記事