少子高齢化に伴い、自分の両親や祖父母など、親戚で介護に関する問題に直面している方も多いのではないいでしょうか。
介護に関する悩みや不安は、プライベートな事柄でもあることから、気軽に周りの人に相談しづらいこともあるでしょう。
今回、介護施設のマッチングプラットフォーム「ケアスル 介護」では、介護施設に入居する際の認知症や介護度合いに関して、事前調査で「介護施設に入っている」または「入っていた(退去済)」被介護者か、「被介護者を介護施設に入れる予定」と回答された250名を対象にインターネット調査をおこないました。
「きらきらシニアタイムス」でも気になる話題なので取り上げてみたいと思います。
◾️介護施設に入居する時点で抱えていた症状としてもっと多かったのは「アルツハイマー型認知症」の26.0%である
◾️「認知症高齢者の日常生活自立度」をもとに、介護施設に入居した時点における認知症の状態を伺うと、「認知症はなかった」と回答する方が30.0%で最も多かった
◾️介護施設に入居した時点における介護度合いを伺うと、「自立(ランクJ)」が37.6%で最も多く、ランクが上がるほど割合は減少していく傾向にある
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Q1.入居した際に抱えていた病気や症状、介護状況を教えてください(複数回答可)
最も多かったのは、「アルツハイマー型認知症」の65人であり、「レビー小体型認知症」といった他の認知症を加えると、介護施設に入居した約3人に1人が認知症の診断を受けていたことが分かりました。
Q2. 認知症を抱えていた場合、どの程度の認知症を抱えていましたか?
「認知症高齢者の日常生活自立度」をもとに、介護施設に入居した時点における認知症の状態を伺うと、「認知症はなかった」と回答する方が30.0%で最も多い。
なお、認知症の症状が出ていた方は7割であり、ランクが上がるほど割合は減少していく傾向にある。
Q3. 介護施設へ入居した際の入居者の介護度合いを教えてください
アンケートの結果、「自立(ランクJ)」と回答した方が37.6%で最も多く、ランクが上がるほど割合は減少していく傾向にあります。
まとめ
認知症の有病者数は増える一方です。施設入居の際に認知症患者がNGとなると相当数の認知症患者が自宅介護を受けなくてはなりません。
この先の圧倒的高齢社会が来るのは確実で、認知症の有病者数は2025年には、その割合が5人に1人(約700万人)にまでなると予測されております。
施設も患者もこれまでの常識では対応しきれなくなる時が来ているのかもしれませんね。
介護施設入居時の病気や認知症に関するインタビュー
【調査手法】
・調査実施機関:インターネットリサーチ
・調査期間:2023年6月30日
・調査対象:250人(アンケート回答者は、「介護施設に入っている」または「入っていた(退去済)」被介護者か、「被介護者を介護施設に入れる予定」の方が対象)
【情報提供】
「ケアスル 介護」(https://caresul-kaigo.jp/)は、理想の介護施設をお探しのユーザーと介護施設のマッチングプラットフォームです。
専門家監修のコラム記事など、介護について理解を深めるコンテンツ(https://caresul-kaigo.jp/column/)を配信しています。
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