生姜の保存方法を徹底解説。効果・効能からレシピまで

爽やかな香りとピリッとした辛味が特徴のしょうが、みなさんは好きですか?

しょうがは世界各国の料理や飲み物にも広く使われていて、スパイスとしてだけでなく漢方や薬としても古くから重宝されて来ました。

この記事では身体にも良いしょうがが長持ちする、様々な保存方法を解説します。

しょうがの効能やおいしいしょうがの見分け方もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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しょうがの旬の時期や種類について

スーパーで売られている「根しょうが」や「ひねしょうが」と呼ばれる種類のしょうがは10月頃から収穫が始まり、温度と湿度を一定に保った状態で貯蔵され一年中流通できるよう管理されています。

 

一方、全体が白っぽく付け根が赤味がかった「新しょうが」は7月~9月頃が旬です。

辛味がマイルドでみずみずしいので、紅しょうがや甘酢漬けにしてよく食べられます。

新生姜

新しょうがよりも若い状態で収穫される「葉しょうが」は5月~8月頃に旬を迎えます。

緑色の葉の部分がついたまま売られていますが、食べられるのは白い根の部分だけです。

こちらも根しょうがに比べ繊維が柔らかく、肉巻きや天ぷらにしても良いでしょう。

  

しょうがの栄養価や効果・効能ついての説明

しょうがと聞くと身体を温めるイメージがある人も多いかもしれませんが、食べ方によって逆の効果もあるので注意が必要です。

 

しょうがには「ジンゲロール」という辛み成分が含まれていて、加熱せずに食べると解熱効果があります。熱を下げたいときには生のしょうがを食べると良いでしょう。また、殺菌作用もあるので風邪のひき始めには生のしょうがを摂ると効果が期待できます。

 

ジンゲロールは加熱すると「ショウガオール」という成分に変化し、血行を促進し身体を温める働きへと変わります。

ショウガオールは身体の芯から温めてくれるので、冷え性の方はスープに入れたりしょうが湯にするなど、加熱したしょうがを食べることをオススメします。

 

しょうがの購入時のおいしい食材の見分け方

ここでは根しょうがの選び方を解説します。

しょうがの皮にツヤがあり、大きくふっくらとしたものが新鮮な証拠です。切り口が乾燥したり変色しているものは、時間が経過しているので避けましょう。

細く小さなしょうがは繊維質なものが多いのであまりオススメしません。

 

しょうがの常温保存のコツと保存期間の目安

しょうがはカットされていないものであれば常温保存も可能です。

常温保存に適した温度は13~15℃で、2週間~1ヶ月は日持ちします。

それ以上の室温になる場合は冷蔵庫で保存しましょう。

 

しょうがの常温での保存方法は以下の通りです。

①しょうがは洗って水気を拭き、新聞紙かキッチンペーパーで包みます。

②直射日光の当たらない、風通しの良い場所で保存します。

3~4日に一度新聞紙やキッチンペーパーを交換するのが、長持ちさせるコツです。

 

しょうがの冷蔵保存のコツと保存期間の目安

しょうがの保存に適した温度は15℃前後のため、冷蔵庫にそのまま入れると冷えすぎてしまいます。二通りの冷蔵保存の方法を紹介するので、参考にしてみてください。

 

一つ目はキッチンペーパーに包む方法です。保存期間の目安は1~2週間です。

 

  • ①しょうがは洗って水気を拭き、皮付きのままキッチンペーパーで包みます。
  • ②ポリ袋に入れ口を閉じずに冷蔵庫へ入れます。

袋の中に湿気がこもらないよう、袋の口は開けておきます。キッチンペーパーが湿ってきたら新しいものに替えましょう。

 

二つ目は水に浸けて保存する方法です。

保存期間の目安は2週間~1ヶ月とキッチンペーパーで包む方法よりも長持ちします。

 

  • ①しょうがは皮付きのままよく洗い、適当な大きさにカットします。
  • ②蓋つきの保存容器にしょうがを入れ、全体が浸かる程度の水を入れて冷蔵庫へ入れます。

2~3日に一度は容器の水を替え、清潔に保ってください。

 

しょうがの冷凍保存のコツと保存期間の目安

しょうがはスライスしたりすりおろした状態で冷凍保存すると、長期間保存ができ料理の手間を省くこともできます。

冷凍保存できる期間の目安は1~2ヶ月です。

 

カットしたしょうがを冷凍する手順は以下の通りです。

  • ①洗って皮を剥いたしょうがは、薄切り・みじん切り・千切りなど好みの状態にカットします。
  • ②切ったしょうがの水分を軽く拭きとり、一回分ずつ小分けにしてラップで包みます。
  • ③食品用保存袋に入れ、袋の空気を抜いて冷凍します。

 

続いて、おろしたしょうがを冷凍する手順は以下の通りです。

  • ①洗って皮を剥いたしょうがをすりおろします。
  • ②一回分ずつラップで包むか、食品用保存袋に薄く板状に広げて冷凍します。

 

板状に冷凍すると使いたい分だけ手で割って使えるのでとても便利です。細長い棒状にしても良いでしょう。

冷凍保存したしょうがは、解凍せずそのまま調理や飲み物に入れられます。

 

しょうがの下ごしらえのポイント

しょうがは皮の近くが最も香りや辛味成分が多く含まれているので、できるだけ皮を薄く剥くのが下ごしらえのポイントです。

新鮮なしょうがの場合は、よく洗えば皮付きのまますりおろしても大丈夫とされています。

しょうがの皮を剥く場合は、スプーンを使うのがオススメです。

スプーンでしょうがの表面をこするように皮をこそげ取ります。

しょうがは凸凹していますが、スプーンの先を使うと簡単に皮を剥くことができるので、ぜひお試しください。

 

しょうがのオススメレシピの紹介

しょうがは世界中で香味野菜やスパイスとして料理に使われています。冷や奴の薬味や豚肉の生姜焼き、魚の煮付けなど和食にも欠かせない野菜です。

しょうがを使ったオススメレシピを2つご紹介します。

 

  • しょうがの佃煮

千切りにしたしょうがを醤油、酒、みりん、砂糖で甘辛く炊き上げるしょうがの佃煮は、炊きたてのご飯にのせて食べると箸が止まらないおいしさです。

しょうがの辛味を抑えたい時は、サッと下茹ですると良いでしょう。

冷蔵庫で1週間~10日ほど日持ちするので、常備菜にもオススメです。

 

  • 新しょうがの炊き込みご飯

新しょうがを使った炊き込みご飯は、千切りにした新しょうがをお米と炊くだけの簡単レシピです。酒、塩で薄味に仕上げるとしょうがの風味を存分に楽しめるでしょう。

しょうがが好きな人は少し太めに切ると、香りとシャキシャキ感がより引き立ちます。 

暑さで食欲が落ちる夏でもさっぱりと食べやすい一品なので、ぜひ新しょうがの旬の時期に作って味わってみてください。

   

しょうがの保存方法のまとめ

しょうがの保存方法を常温、冷蔵、冷凍に分けて紹介しましたがいかがでしたか?

様々な料理に使えるしょうがを常備している人も多いと思います。

適切な保存方法で、最後まで無駄なく使い切りましょう。

 

<了>

 

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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
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