【ランキング】東京で“山”がつく家賃の高い駅、安い駅は?

みなさんは引越しの際に気にするポイントはどこでしょうか?

馴染みのある場所に引っ越す方や、全く馴染みのない場所へ引っ越す方もいるかと思いますが、

お住まい探しをする際、自分の知らない街は敬遠して、候補から外してしまう人は多いかと思います。

 

今回、LIFULL HOME'Sは8月11日は「山の日」にちなんで“山”がつく駅に関心を寄せ、その街の魅力を知る機会になればと考え、なんと

東京都で「山」がつく家賃の高い駅・安い駅ランキングを発表しましたので掲載させていただきます。

“山”のつく家賃の【高い】駅ランキング:1位は?

LIFULL HOME'Sに掲載されている“山”のつく都内の駅は「24駅」、その中で家賃の「高い」駅ランキングはこちらになりました。

皆さんの予想とあってましたか?

山のつく家賃の高い駅ランキング

“山”のつく家賃の【高い】駅ランキング1位は「青山一丁目」(家賃相場15.2万円)、続いて「溜池山王」(家賃相場14.9万円)「代官山」(家賃相場13.7万円)となり、良く知られた駅が並びました。

 

地名・駅名の由来について

それぞれの地名の由来を区の公式サイトで調べてみました。

1位の「青山」は、天正18(1590)年に土地を与えられた、徳川家重臣の青山忠成から続く「青山家」の名が起源とされているそうです。

3位の「代官山」については代官の屋敷があったから、代官の持ち物の山林があったから、などと言われているものの、その名の由来を示す資料は残っていないそうです。

5位の「飛鳥山」はまさに山(台地)が由来となった駅名で、国土地理院の地図に東京都で一番低い山として掲載されている「愛宕山」(標高25.7m)よりも低い山(標高25.4m)であることが2006年の区の調査で判明しました。

 

 どんな街?

家賃相場10万円を切った「飛鳥山」は、まちむすびによると、飛鳥山公園を始めとする公園や神社の多さに魅力を感じている人が多く、電車の利便性を求めながらも静かに暮らしたい人にオススメです。また、「武蔵小山」については治安が良く閑静であることや、駅前のアーケード商店街が魅力的なポイントとして挙がっています。

 

“山”のつく家賃の【安い】駅ランキング:1位は?

それでは、今度は「安い」駅のランキングになります。皆さんはご存知でしたか?

山のつく家賃の安い駅ランキング

“山”のつく家賃の【低い】駅ランキングの1位は「山田」(家賃相場4.7万円)、続いて「京王永山」「小田急永山」(家賃相場5.3万円)、「高尾山口」(家賃相場5.65万円)、「東村山」(家賃相場5.8万円)、「荻山」(家賃相場6.2万円)となりました。

 

地名・駅名の由来について

4位の「高尾山口」が高尾山から由来した駅名であることは言うまでもありません。また、「東村山」の「村山」の由来は狭山丘陵の峰々を指した「群山(むれやま)」が訛って「村山」になったといわれています。

同じ東村山市にある「萩山」はその名の通り萩の花が武蔵野の秋を美しく彩ったと伝えられていますが、宅地化が進みその面影もわずかに残すだけとなりました。

 

 どんな街?

まちむすびによると、「山田」は治安の良い閑静な住宅街でありながら、気持ちよく散歩できる公園もあり、ファミリーにオススメの街です。また「京王/小田急永山」「東村山」に関しても自然の豊かさが魅力で静かに暮らしたい人に向いています。「高尾山口」は高尾山近くで日々の生活の中で四季を感じられそうです

 

専門家の解説

LIFULL HOME'S総研 副所長/チーフアナリスト中“山”登志朗)氏

「~山」「~が丘」は小高くて見晴らしの良い住宅地をイメージさせる名称

そもそも、代官山や浜田山、城南五山(池田山、島津山、花房山、御殿山、八つ山)など、都内で山がつく地名や駅名は、高台の瀟洒な住宅地のイメージが強く、実際に高級住宅地が多いことから賃料も高い印象があります。

 

家賃の高い駅ランキングに登場する駅名のうち、3位の「代官山」はそのイメージ通りですが、1位の「青山一丁目」は徳川家重臣の青山忠成の屋敷があったことに由来し、また2位の「溜池山王」は合成駅名で以前この地にあった人工池と、山王権現と言われ比叡山をご神体とする日枝神社があることによるものです。

4位の「馬喰横山」も合成駅名で、馬に関係する家業=博労が多かったことと、御家人横山家の敷地があったことによります。また、山がつく駅名で家賃が安価なエリアはいずれも郊外で、多摩丘陵地の山がちな地形を名前の由来とする駅が並んでいます。ほかにも「~川」「~ヶ谷」「~久保(窪)」など地形に由来する駅名や地名が数多くあります。

 

イメージの良さから名付けられるケース(「自由ヶ丘」周辺に丘陵地はありません)もあり、駅名のイメージと異なるエリアも少なからずありますが、駅名や地名のイメージがまさにハザードマップの浸水危険区域に該当することもあります。

駅名や地名の由来を知ることは、そのエリアに愛着が湧くきっかけにもなるので、是非住んでいる&住もうと思っている街の名前の由来を調べてみてください。

 

 

調査概要

対象駅:東京都内で「山」の漢字がつく駅
対象物件:LIFULL HOME'Sに掲載された築40年以内、駅徒歩20分以内、専有面積15㎡以上40㎡未満の賃貸物件
抽出期間:2022年7月~2023年6月
家賃相場:管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出

< 情報提供>

LIFULL HOME'S(ライフルホームズ

 

     

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