メロンの保存方法を徹底解説。追熟の方法や冷凍保存まで。

フルーツの中でも特に人気があり高級な贈答品としても喜ばれるメロン。

香り高く、甘みがありジューシーな味わいのあるメロンは老若男女に支持を得ているフルーツです。

今回はそんなメロンの、旬の時期やおいしさの見分け方、豆知識、相性の良い組み合わせの食材を紹介します。

メロンの旬の時期や有名な産地、種類について

メロンの旬は春から夏にかけて。最も流通量が多いのが6月〜7月です。

 

主な産地は茨城県、次いで熊本県、北海道となっています。

中でも茨城県は24年連続で生産量1位を誇っています。

 

日本で流通するメロンの種類は大きく分けて3つ。

一つは夕張メロン、クインシーなどのオレンジ色の果肉が特徴の「赤肉系メロン」

二つ目はマスクメロン、アンデスメロンなどの薄いグリーンの果肉が特徴の「青肉系メロン」

三つ目はホームランメロンなどの白い果肉が特徴の「白肉系メロン」

 

赤肉系メロンは、コクのある強い甘みと芳醇な香りが特徴で、青肉系メロンは爽やかな甘みと香りが楽しめます。

ちなみに白肉系の珍しいメロンは、メロンに桃とパイナップルを合わせたような味わいと、うっとりするような香りがあります。

 

メロンの栄養価や効果・効能について

メロンにはビタミンC、カリウム、タンパク質分解酵素などの様々な栄養成分が含まれています。

ビタミンCはコラーゲン生成に欠かせない成分で、美肌効果が期待できるだけでなく、免疫力UPに役立ちます。

カリウムは余分な塩分の排出を行ってくれるので、むくみを解消することができます。

 

注目成分は「ククミシン」というタンパク質分解酵素。

この作用により、固いお肉を柔らかく焼き上げることができます。この酵素は熱によって働きが失われるので、生のメロン果汁を固いお肉に漬けて焼くことで効果を得ることができますよ。

メロンの購入時のおいしい食材の見分け方

おいしいメロンの見分け方には以下のポイントがあります。

メロンの見分け方

  • ほのかに甘い香りがする
  • ずっしりと重みを感じる
  • 表面の網目が細かい(ネットメロンの場合)
  • メロン上部のツルが少ししなびている

 

すぐに食べる場合は、熟したサインである香りが強いものを選びます。

数日後に食べる時は、果肉がまだ固めなものを選んで涼しい場所で追熟させましょう。

 

メロンの常温保存(追熟)のコツと保存期間の目安

まだ熟していないメロンを追熟させる場合は、フルーツネットに包むか、ふきんなどの布の上にメロンを乗せて直射日光が当たらない場所で常温保存します。

 

追熟の目安は収穫から約1週間です。

食べ頃になったら、冷蔵庫で冷やして保存しましょう。

 

メロンの冷蔵保存のコツと保存期間の目安

丸ごと1個のメロンを保存する場合は、ポリ袋など密閉できるものに入れてから野菜室に入れます。

この場合の保存期間目安は、約2〜3日です。

 

ある程度の大きさにカットしたメロンの場合は、種とわたの部分を取り除きラップで空気が触れないように包んでから野菜室で保管しましょう。

一口大にカットしたメロンはタッパーなどの保存容器に入れて冷蔵庫に入れます。

メロンの冷凍保存のコツと保存期間の目安

メロンの冷凍保存法には2種類あります。

一つ目は一口大にカットしてから、食べる分量ずつラップで包み、冷凍用保存袋にいれ、空気を抜き、冷凍する方法。

二つ目はミキサーなどを使って、ペースト状にしてから冷凍用保存袋に平らに広げてから冷凍する方法です。シャーベットやアイスにして楽しめるのでオススメです。

いずれの場合も保存期間目安は約1ヶ月です。

メロンの冷凍保存のコツと解凍方法

凍ったメロンを完全に解凍してしまうと食感が悪くなるため、冷凍庫から取り出して10分ほど常温に置いてから食べると半解凍の状態でおいしく食べることができます。

ペースト状にしたメロンにはちみつや牛乳を加えてスムージーにしたり、生クリームをプラスしてアイスクリームにしたりすると絶品ですよ。

メロンの豆知識

メロン表面に見られる網目は、果実内部の成長に表面が追いつかず表皮が裂け、治る過程ででき「ネット」と言われています。

人間でいうとかさぶたのようなものです。

このネットと言われる網目が、メロンの品質にも関わるので見分け方でも紹介したように、より密で均一なものが良いメロンとされています。

 

メロンと相性の良い組み合わせの食材

パイナップルやオレンジなどのビタミンCを多く含むフルーツとメロンは相性が良いです。

なぜなら、メロンには少ないビタミンCをパイナップルやオレンジが補ってくれるからです。

味覚の面でも、相性が良いのでオススメです。

 

メロンの保存方法のまとめ

・熟していないメロンは常温で追熟させる。

・熟したメロンは冷蔵か冷凍で保存する。

・長期間楽しみたい場合は冷凍でも保存が可能。

 

高級品として楽しまれているメロン。せっかくのメロンも、正しく保存しないと長持ちさせることができません。

この記事を参考にして、無駄なく美味しく味わってください。

 

 

<了>

 

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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。

 

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