高齢者やシニアが初めて使うスマホはiPhoneがおすすめ?!

スマホをこれから購入しようとしている高齢者・シニア世代で「iPhone」を検討してる人は多いでしょう。

ただ、同時に

  • iPhoneじゃなければダメなの?
  • 他のスマホと何が違うの?
  • そもそもiPhoneってどういうものなの?

と考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は購入前に知っておきたいiPhoneの基本的な情報を説明します。

iPhoneとはどういったものか、その特徴や機能を紹介

iPhone」とはアメリカのアップル社(Apple Inc.)が開発したスマートフォンのシリーズ名称です。

本体の表面部分のディスプレイには「タッチパネル」が、オペレーティングシステム(OS)に「iOS」が搭載されています。

「タッチパネル」とは従来のガラケーのようにボタンを押して操作をするのではなく、画面を指でなぞったり、押して操作を行います。

快適かつ直感的な操作感が特徴です。

また、本体内部に「無線LAN」が内臓されています。「無線LAN」とはケーブルでつなぐことなく、無線でインターネットに接続することができる機能です。

他の機能としては「電話通話」「電子メール」「インターネット接続」「アプリケーションソフトの利用」「動画や音声の撮影」「GPS搭載」などがあります。

日本では2008年に「iPhone 3G」がソフトバンクから発売されたのが始まりとなっており、そこから次々と新機種が販売されています。

 

ガラケーとの違いとは

スマートフォンが普及するまでに使われていた携帯電話は「ガラケー」と呼ばれています。

ではiPhoneなどのスマートフォンとガラケーは何が違うのでしょうか。

ガラケーとは

ガラパゴス・ケータイの略称。「ガラパゴス」は、独特の生態系を維持してきたガラパゴス諸島が由来になっている。
基本は電話機能を中心とした設計思想となっており、おサイフケータイ機能やワンセグ機能、赤外線通信など日本独自で開発した機能を多数搭載している。
日本独自の機能が多いため、海外で自由に使えないという問題もあった。

 

あくまでも電話機能が中心のガラケーに対して、スマートフォンは小型のパソコンに電話機能を追加したようなものとなっています。

この本体には世界共通で使用されている「iOS」や「Android」が搭載されています。

小型のパソコンのような機能を持つことから用途に合わせた大量のアプリケーションやパソコンと同等のインターネット環境を利用できるものとなっています。

 

シンプルな操作性

iPhoneの特徴としてタッチパネルを基本としたシンプルな操作性があります。

Androidのスマートフォンはメーカーが自由に開発できるようになっているため、機種によってボタンの位置や操作方法が違う場合があります。そのため違う機種に変更した時には「使いづらい」と感じることが多いです。

それに対してiPhoneはどの機種でも操作性の統一感があります。次々と新しいiPhoneの機種が発売されていますが、基本的な操作性がほぼ変わらないため、新しく機種を購入しても安心して利用することができます。

 

らくらくホンやAndroidとどちらが使いやすい?

シニア世代がスマートフォンを購入する際に「らくらくホン」「Android」「iPhone」のどれが使いやすいかと悩むことがあるかもしれません。

ここではそれぞれの特徴、違いなどについて紹介していきます。

 

らくらくホンとの違いとは

まず「らくらくホン」NTTドコモの携帯電話端末のブランドの名称です。

販売当初から「携帯電話初心者」「高齢者・シニア世代」をターゲットにしている端末となっています。

例えば「機能が基本的なもののみ」「画面や文字が大きい」「押し間違い防止のためにボタンが大きい」といった特徴があります。

また、それ以外の機能としては以下のようなものがあります。

  • 電話音量を調節できるスイッチ
  • 万歩計
  • メールなどの文章読み上げ機能
  • 聞き取りやすいような「はっきりボイス」機能
  • 相手の声がゆっくりと聞こえる「ゆっくりボイス」機能

これらの機能が特徴である「らくらくホン」ですが、他に比べると独自性が強く、機能が制限されているため「わかりにくい」という声も少なくないです。

2012年にはAndroidをベースとして「らくらくスマートフォン」を販売したのですが、操作や画面構成等がかなり独特で、らくらくスマートフォンを触れたことがない家族や知り合いに質問をしても答えを得られず、結局ショップやサポートに問い合わせることになります

また他のスマートフォンよりも利用できるアプリケーションも制限されており、「物足りない」「使いにくい」と感じることがあるかもしれません。

 

Androidとの違いとは

一般的にスマートフォンというと「iPhone」か「Android」ということになるのですが、この2つの大きな違いとしてオペレーティングシステム(OS)の違いがあります。

iPhoneはアップル社が携帯端末とOSの両方を開発しており、アップル社以外が携帯端末を開発・販売することはないです

それに対してAndroidでは「Android」というGoogleが開発したOSを使っていますが携帯端末はGoogle以外のメーカーでも開発が可能です。そのため操作や設定が機種ごとに若干異なります。

そして利用できるアプリケーションにも大きな違いがあります

Androidでは自由にアプリの開発や配信を行うことができるために非常に数多くのアプリケーションが存在しています。

そのため、良いものと悪いものが混在している状態です。

それに対してiPhoneではアップル社の審査に合格したアプリケーションだけが配信となるため、品質が一定レベル以上のものとなっています。

こうした自由度の違いはスマホの設定に関するカスタム性にも出ています。

Androidはカスタム性の高さをアピールしていることもあって、かなり自由に画面の構成や設定、デザインをカスタムすることができます。

それに比べるとiPhoneはそこまで自由度は高くありません。

ただ、iPhoneは購入した瞬間から普通に利用していくために最適化されており、むしろAndroidのように自由度が高すぎると高齢者・シニア世代とっては混乱を招いてしまう可能性があります。

これらを踏まえると最初から使いやすいように設定されているiPhoneは高齢者・シニア世代のようなスマホ初心者に適していると感じます。

スマホのシニア割引について

シニア割引サービスの内容は、携帯会社によって異なります

ここではそれらの中でも特徴的なものをいくつか紹介していきます。

 

ワイモバイル

ワイモバイルは「ソフトバンク」のサブブランドであり、高品質なサービスと低料金が特徴です。

そんなワイモバイルのシニア割引きは

60歳以上は国内通話し放題の「スーパーだれとでも定額」が1,100円割引となる

という内容です。

特に専用のアプリなども必要ないので使いやすいものとなっています。

 

UQモバイル

UQモバイルは「au」のサブブランドであり、良質な通信速度と低料金が特徴です

UQモバイルのシニア割引きは

60歳以上であれば「60歳以上通話割」が適用出来て、24時間電話かけ放題のオプションを月880円でつけられる

という内容です。

こちらも毎月かなり安く利用できるのでおすすめです。

 

シニア割引は携帯会社によって内容が異なります。

詳しくは各携帯会社の公式サイトで確認してみましょう。

iPhoneの購入について

iPhoneは世界中で販売されており、その価格は国によって違っています。

ただ、基本的な価格はドルを基準にして設定がなされています。

そのため円安や円高などの影響を受けて金額が変わってしまうこともあります。

購入自体は「ドコモ」「au」「ソフトバンク」などの携帯ショップアップル社の公式サイトやアップルストアなどでも可能です。

高齢者やシニア世代に適した便利な機能

iPhoneは電話としても活用できますが、やはり電話以外の数多くある便利な機能を使いこなしてこそ真価が発揮されます。

今回は高齢者やシニア世代に適した機能を一部紹介します。

 

iPhone同士でデータ共有をする

これは家族や知り合いなどがiPhoneを使用している場合、データを共有できるというものです。

撮影した写真や動画の共有はもちろんですが、カレンダー(スケジュール)や位置情報も共有できるため、外出先や帰宅時間を家族が把握することができます

また共有したくない情報がある場合でも、設定で共有機能をオフに出来るので安心です。

 

緊急時のSOS機能

iPhoneには緊急時の際、「指定された連絡先」へ瞬時に知らせることができる「緊急SOS」機能があります。

この機能は、事前に緊急連絡先を登録しておくと、持ち主に何かあった場合、瞬時にその連絡先にメッセージが届く仕組みです。

設定次第で、持ち主の現在地や事故等が起きてからの経過時間も随時知らせてくれます。

また服薬している薬、バイタルなど、健康面の登録も可能なので、離れて暮らしている家族にも情報を共有することができます。

 

音声で操作ができる

iPhoneには標準機能として音声を認識してくれるAIアシスタント機であるSiri(シリ)が搭載されています。

この機能を使えば、「Hey Siri(ヘイ!シリ)」と声をかけると様々な操作をSiriが実行します。

通話やメールの新着確認、目覚まし設定、地図の確認などの基本操作から、料理のレシピ検索や音楽や動画の検索と再生などiPhoneに向かって声をかけるだけで操作が可能です。

操作がわからなくても家族に質問する感覚で声をかけるだけなので、一人暮らしの高齢者・シニア世代におすすめです。

まとめ

みんな持っているけど結局iPhoneって何?と悩んでいる高齢者・シニア世代も多いと思います。

シンプルで直感的な操作や便利な機能により、高齢者・シニア世代にマッチしたスマートフォンと言えるでしょう。

 

< 了 >

※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。

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