バナナの保存方法を徹底解説。変色の遅延方法やおいしさの見分け方まで

栄養価が高く、老若男女から親しまれているバナナ。

ねっとりとした舌触りと、程よい甘みがたまりませんよね。

 

一時期はバナナダイエットが流行ったように、私たち日本人にとって馴染みが深いフルーツといっても過言ではありません。

今回はそんなバナナの保存方法から、豆知識、相性の良い組み合わせの食材までを紹介します。

 

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バナナの旬の時期や有名な産地、種類について

通年を通して販売されているバナナですが、その旬の時期は7月から9月頃となります。

日本へのバナナの輸入量から見るとフィリピンが最も多く、次いでエクアドル、メキシコと続きます。

 

世界ではインドが生産量トップですが、日本には現在輸入されていません。

 

国内のバナナ産量1位はシェア率約75%の沖縄県。2位は鹿児島県はシェア率約25%です。

この2つの県で国内生産量のほとんどをまかなっています。

 

バナナの品種は生食用で約100種以上、全体で約300種以上あると言われています。

バナナの主な種類

キャベンディッシュ系

普段よく食べるバナナがこの品種です。鮮やかな黄色い表皮と、中のクリーム色の果肉が美しく、日持ちが優れているのが特徴です。

北蕉(ほくしょう)

台湾で作られている品種で、味が濃厚かつ果肉が緻密なのが特徴です。

モンキーバナナ

別名セニョリータとも呼ばれ、全長7cm〜9cmで太さがおよそ2.5cmと小ぶりな品種です。

甘くて、柔らかい食感が楽しめデザート用として人気があります。

モラード

フィリピン原産のバナナで、モラードとはスペイン語で「紫色」を意味します。別名「レッド・バナナ」とも言われるほど表面の皮が赤っぽく見えるのが特徴です。

島バナナ

沖縄で一般的に栽培されているバナナで、太くて短い形が特徴です。味はとても濃厚なため、輸入されているバナナとは一味も二味も違うと言われています。

バナナの栄養価や効果・効能について

バナナには炭水化物、カリウム、ビタミンB群、ビタミンC、マグネシウム、セロトニンなどの豊富なビタミンとミネラルが含まれています。

そのためエネルギー補給、高血圧・むくみ予防、便秘予防、肌荒れ予防などの効果が期待できます。

 

その他にもセロトニンには精神をリラックスさせる効果、免疫活性力や抗酸化力に優れているためガン予防やさまざまな生活習慣病に役立つと言われています。

 

バナナの購入時のおいしい食材の見分け方

おいしいバナナを見分けるには以下のポイントがあります。

 

チェックポイント

・全体が黄色く色づいている

・バナナの背中側(裏側)が傷んで柔らかくなっていない

・すぐに食べる場合は黒い斑点(シュガースポット)があるもの

・房の根本(軸)がしっかりして太い

・先端まで太さがある

 

バナナの常温保存のコツと保存期間の目安

バナナを新聞紙などに包み、直射日光の当たらない冷暗所で保存します。

この場合の保存期間目安は約2日〜7日です。

 

その際に背中側(裏側の重みがかかる部分)をずっと下にしておくと傷んでくるので、反対にして山形にするとなお良いでしょう。専用のバナナスタンドで吊り下げると、更に日持ちをよくすることができます。

 

また、袋のまま保存すると追熟を促すエチレンガスがバナナ自身も他のフルーツにも影響します。

そのため1本ずつ切り離してから保存すると熟すスピードを緩やかにすることができ、調整がしやすくなりますよ。

バナナの冷蔵保存のコツと保存期間の目安

完熟したバナナや、それ以上熟したくないバナナはラップに包んでから冷蔵庫の野菜室に入れて保存します。

この場合の保存期間目安は約2週間です。

 

冷蔵したバナナは食べるときは少し常温に置いておくと、甘みをより感じやすくなります。

バナナの冷凍保存のコツと保存期間の目安

皮を剥いてから、表面が空気に触れないようにぴっちりとラップを巻いて冷凍保存します。

この場合の保存期間目安は約1ヶ月です。

 

皮を剥いて一口台にカットしたバナナでも、重ならないようにタッパーなどの保存容器に入れるか、製氷皿に並べても冷凍保存することが可能です。

 

  • バナナの解凍方法

凍ったバナナはそのまま食べるか、自然解凍し半解凍状態にしてミキサーなどでジュースにすることができます。

解凍しすぎて柔らかくなると扱いづらいので注意しましょう。

 

バナナの豆知識

よりバナナを長持ちさせたい時には以下の方法もあります。

 

  • バナナに強いストレスを与える!?

まずバナナを房から外し、50℃のお湯に5分浸け、その後1時間以上室温に置いておきます。これを1本ずつラップに包んで、冷蔵保存すると黒く変色することを防ぐことができます。

 

これはバナナに強いストレスを与えることで、熱ショックたんぱく質が生成されバナナ自身が守ろうとする働きを利用したものだそうです。

 

  • バナナの皮や包装している袋に貼ってあるシールを確認。

ここには「PLUコード」といって使用された化学肥料や農薬を確認できます。

*4桁で「3」か「4」で始まるのは化学肥料を使用

*5桁で「9」から始まるのは有機栽培

*5桁で「8」から始まるには遺伝子組み換え作物を表しています。

他にも「JASマーク」の表示があるものは化学肥料不使用を示すものなので、購入する際にチェックしてみてください。

 

バナナと相性の良い組み合わせの食材

バナナはヨーグルトと相性が抜群です。

バナナに含まれるオリゴ糖が、腸内の善玉菌の栄養となりビフィズス菌を増やす働きによって整腸作用効果がより期待できます。

便秘解消にはもってこいの組み合わせなので、朝ごはんに加えてみてはいかがでしょうか。

 

バナナの保存方法のまとめ

・熟すまでは常温で保存する。

・常温で保存する場合は、背中側が傷みやすくなるので山形にしておくと良い。

・冷蔵する場合は、ラップで表面をしっかりと覆う。

・エチレンガスが出るので、袋ごとではなく1本ずつ切り離すと良い。

・冷凍でも保存ができる。

 

バナナは亜熱帯のフルーツのため、気温が低くて寒い場所が苦手です。

保存方法を正しく行えば、日持ちも良くすることができるのでこの記事を参考にぜひ実践してみてください。

 

<了>

 

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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。

 

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