ゴーヤの保存方法を徹底解説。見分け方から相性の良い食材まで

ゴーヤといえば沖縄料理の定番ですね。

最近では品質の良いゴーヤが都内のスーパーでも購入できるとようになっており、夏の身近な食材に使用する方も多くなっているのではないでしょうか。

ゴーヤといえば苦いという印象が強い野菜ですが、ゴーヤには栄養素が豊富に含まれており夏バテに効果的な食材です。

 

そんなゴーヤですが、適した保存方法を行わないと、すぐに熟れて黄色くなったりシワシワになったりします。

食べようと思っていたつもりが…なんて経験もされた方もいるかもしれません。

 

そこで、今回の記事ではゴーヤの様々な保存方法や期間などをご紹介します。ゴーヤの美味しい見分け方なども解説しますので、最後までご覧下さい。

 

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ゴーヤの旬の時期や有名な産地、種類について

ゴーヤは、6~8月頃の夏が旬の食材です。

主に、沖縄や九州で栽培されているものですが、その後9月頃には関東近辺で栽培されているものが出荷されています。

主な産地としては、農林水産省の資料によると沖縄県、宮崎県、鹿児島県と九州以南が最も多く。関東地域では群馬県での生産が多くなっています。

 

また、ゴーヤの種類については、大きくは4種類に分けられます。スーパーで見かけた際は試してみください。

ゴーヤの主な種類

ゴーヤ:一般的に見かけるタイプ。歯ごたえがよく、適度な苦みがある
白ゴーヤ:皮の色が白く、イボがやや丸みを帯びている。苦みがやや少なく生食向き
なめらかゴーヤ:イボの凹凸があまりなく果皮がなめらか。苦みが少なく食べやすい
ミニゴーヤ:10~15cmのお手軽サイズ。味は普通のゴーヤと変わらないが、苦みが少なめ

ゴーヤの栄養価や効果・効能について

ゴーヤはウリ科の野菜で、実は94.4%が水分で出来ています!

ほぼ水分なので、ゴーヤを食べることで水分補給の役目も果たすので、熱中症対策やむくみ予防などに最も効果的です。

また、ゴーヤに含まれるビタミンCはレモンの1.5倍です!!皮膚のメラニン色素の生成を抑える働きをするため、日焼け効果対策に効果的です。

また、一般的にビタミンCは熱に弱いですが、ゴーヤのビタミンCは熱に強いため、どんな調理法でもしっかりと栄養素を取ることができます。

ゴーヤの苦み成分であるモモルデシンは、血圧や血糖値を下げる効果があります。更には、胃腸に働きかけ食欲が増したり肝機能を助ける働きが有ります。この暑い季節の夏バテ対策に効果抜群です。

品質の良いゴーヤの見分け方

ゴーヤのチェックポイント

  1. 全体的に青々としていて瑞々しいもの
  2. 緑色でツヤがある
  3. 形は適度で、ふっくらとして重量がある
  4. 先端が濃い緑で、尻側が細くとがっているもの
  5. イボが隙間なく詰まっていて、ほどよい弾力があるもの

 

また、緑色が濃いほど苦みが強いと言われているため、苦みが苦手な方は色が薄いゴーヤを選ぶと良いでしょう。

また、イボの大きさでも苦みがわかります。一般的には、イボが小さいのが苦く、大きいと苦みが少ないと言われています。

ゴーヤの常温保存のコツと保存期間の目安

ゴーヤは、乾燥と水分にとても弱い野菜です。そのため、しっかりとした保存対策が必要です。

 

常温保存のポイント

  • ①キッチンペーパーで、水気や汚れをしっかりと拭き取る
  • ②キッチンペーパーもしくは新聞紙で、しっかりと包む
  • ③ビニール袋に入れる
  • ④ツルを上の方にして、立てて保管する

 

ゴーヤは収穫後も少しずつ生長していきます。そのため、1~2日の間に食べきることが望ましいです。

ゴーヤの冷蔵保存のコツと保存期間の目安

ゴーヤは乾燥と水分の他に、寒さにも弱い食材です。

そのため、冷蔵保存をする場合には野菜室で保存しましょう。

冷蔵保存のポイント

【 そのまま保存する場合 】

  • ①キッチンペーパーで、水気や汚れをしっかりと拭き取る
  • ②キッチンペーパーもしくは新聞紙で、しっかりと包む
  • ③ビニール袋に入れる
  • ④野菜室に、ヘタを上にして立てて保管する

 

【 カットして保存する場合 】

  • ①縦半分にカットし、中の種とワタを取り除く
  • ②ワタの部分にキッチンペーパーを当て、サランラップでしっかりと巻き付ける
  • ③ビニール袋に入れる
  • ④野菜室に切り口を下にして保管する

そのまま保存した場合には3~5日、種とワタを取り除いた場合には5~7日保存できます。ゴーヤは種とワタの所から傷み始めるので、出来れば種とワタを取り除いてから保管しましょう。

ゴーヤの冷凍保存のコツと保存期間の目安

ゴーヤを長く保存させるには、冷凍がオススメです。保存方法は、生と加熱処理と2種類有ります。

冷凍保存のポイント

【 生で保存する場合 】

  • ①縦半分にカットし、中の種とワタを取り除く
  • ②お好みの大きさにカットする
  • ③キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取り、冷凍ジップロックに入れる
  • ④冷凍庫へ保管する

 

【加熱処理をする場合】

  • ①縦半分にカットし、中の種とワタを取り除く
  • ②お好みの大きさにカットする
  • ③鍋にお湯を沸かし、20秒程度さっと茹でる
  • ④水気を切ったら、しっかりとキッチンペーパーで水気を拭き取る
  • ⑤冷凍ジップロックにいれて、冷凍庫へ保管する

 

どちらの場合も、保存期間は1ヵ月程度です。

生で保存する場合には、食感や味わいが生のゴーヤを使っているような雰囲気が味わえます。一方で、加熱処理をした場合にはゴーヤ特有の苦みが薄れるため、とても食べやすくなります。

お好みに合わせて、使い分けて下さいね。

冷凍保存のコツと解凍方法、保存期間の目安

冷凍する場合には、①必ず種とワタを取り除く②キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取る、ことがポイントです。

解凍方法は、炒め物などは冷凍のまま使う野がオススメですが、サラダにする場合には水にさらして半解凍にしてから使うといいでしょう。

保存期間は1ヵ月程度です。

ゴーヤの変色や赤い種は腐っている?

ゴーヤが黄色くなったり、割ってみたらタネが赤くなっていた・・・なんてこと、有りませんか?

実は、これはゴーヤが熟したものなんです!緑色のゴーヤは苦みが強いですが、黄色く完熟したものは、苦みがなくとても甘みがあることが特徴です。

また、シャキシャキ感がないので、通常のゴーヤと同じように使うよりも、生でそのまま食べるサラダやデザートにしても美味しそうですね。

 

また、赤くなっている種もしっかり食すことができます。

周りのゼリー状になっている部分は、デザートのように甘く沖縄では子ども達のおやつなどにも使われています。

ぜひ是非、熟れたゴーヤで試してみてはいかがでしょうか。

ゴーヤのオススメレシピの紹介

【 ご飯が進む無限ゴーヤ 】

【材料】4人前

・冷凍ゴーヤ 1本(250g)
・シーチキン 1缶(70g)
◎焼き肉のタレ 大さじ3
◎おろしニンニク 大さじ1/2
◎食べるラー油 小さじ1

 

【作り方】(作業時間5分)

  • ①冷凍ゴーヤは、軽く水洗いをし水気を切る
  • ②ボールに①とシーチキン(汁気含む)、◎を入れる
  • ③全体をしっかりと混ぜたら、出来上がり

※生のゴーヤを使う場合には、電子レンジ600W5分加熱してください。

ゴーヤについてのまとめ

いかがでしたでしょうか。ゴーヤの保存方法の常温・冷蔵・冷凍保存を中心にお伝えしました。

ゴーヤは苦いという印象から、なかなか食べない方も多いかと思いますが、ちょっとした工夫で苦みを和らげることが出来るんです!

ゴーヤは夏バテ解消や熱中症予防など、今の暑い季節になくてはならない野菜です。

 

ゴーヤ1本消費するのが難しい場合や、少し買いすぎた場合などには、それぞれの保存方法でしっかりと保存すれば、長期間楽しむことが出来ます。

是非、常温保存から冷凍保存まで試してみて下さいね

 

<了>

 

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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
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