みなさん、とうもろこしはお好きですか?きっと老若男女で好きな方が多いと思います。
とうもろこしは1589年にポルトガル人が日本い伝えたとされており、江戸時代に人待ったとされています。
甘くみずみずしいとうもろこしは、今でも年代を問わず人気がある夏野菜ですが、収穫して時間が経つほど味や栄養が落ちてしまうので、正しい保存方法をで美味しいまま頂きたいですね。
今回は、保存方法に加えて、おいしいとうもろこしの選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
とうもろこしの旬の時期や有名な産地、種類について
とうもろこしの旬は6月~9月中旬頃です。
中でも出荷量の約4割を占める北海道は、8月以降に収穫の最盛期を迎えます。
北海道のほかに有名な産地は、千葉県や茨城県、群馬県などです。
普段私たちがスーパーなどで見かけるとうもろこしは主にスイートコーンと呼ばれるもので、粒の色によってゴールデンコーン(黄粒種)、シルバーコーン(白粒種)、バイカラーコーンの3つに分けられます。
とうもろこしは品種改良が盛んで、近年は生でも食べられる「ピュアホワイト」や、フルーツ並みの糖度がある「ゴールドラッシュ」「ロイシーコーン」など、珍しい品種も人気です。
とうもろこしの栄養価や効果・効能ついての説明
とうもろこしの主な栄養素は糖質とたんぱく質で、良質なエネルギー源になります。
特にとうもろこしの糖質は消化吸収が早いので、暑さで疲れている時に食べると良いでしょう。
ほかにも腸内環境を整える食物繊維や、糖質の代謝に欠かせないビタミンB1、高血圧やむくみの予防に役立つカリウムも豊富に含まれています。
とうもろこしの購入時のおいしい食材の見分け方
皮付きで売られているとうもろこしは、ひげが多く茶色が濃いものを選びましょう。
とうもろこしのひげの本数は粒の数と同じなので、ひげが多いものほど粒がぎっしりと詰まっています。
また、皮の緑色が鮮やかで持った時に重みのあるもの、軸の切り口が乾燥していないものが新鮮な証拠です。
皮が剥かれたとうもろこしの場合は粒にハリとツヤがあり、粒の大きさがそろっているものを選ぶと良いでしょう。
とうもろこしの常温保存のコツと保存期間の目安
とうもろこしは収穫後、時間の経過とともに味が落ちてしまうため、常温保存には向きません。
すぐに茹でたり冷蔵できない場合は、1日以内を目安に常温保存しましょう。
とうもろこしの常温保存の手順は以下の通りです。
- 皮つきのまま新聞紙かキッチンペーパーで1本ずつ包みます。
- ポリ袋に入れます。
- 直射日光のあたらない涼しい場所で、ひげを上にして立てて保存します。
なお、皮を剥いた状態のとうもろこしは乾燥しやすいので、常温保存は避けてください。
とうもろこしの冷蔵保存のコツと保存期間の目安
皮付きのとうもろこしを冷蔵保存する場合も、乾燥させないことがポイントとなります。
冷蔵保存の場合2~3日は保存可能ですが、日が経つにつれ甘味が薄れることに変わりはないので、早めに下処理することをおすすめします。
とうもろこしの冷蔵保存の手順は以下の通りです。
- ひげを切り落とし、外側の皮を2~3枚残して剥きます。
- 新聞紙かキッチンペーパーで1本ずつ包みます。
- ポリ袋に入れるかラップで包み、ひげを上にして立てて保存します。
茹でたとうもろこしを冷蔵保存する時は、茹で立ての熱い状態で1本ずつラップで包み、粗熱がとれてから冷蔵庫へ入れましょう。
保存期間の目安は生のとうもろこしと同様2~3日です。
とうもろこしの冷凍保存のコツと保存期間の目安
とうもろこしが大量に手に入り一度に処理しきれない時は、冷凍保存が良いでしょう。保存期間の目安は約1ヶ月です。
とうもろこしの冷凍保存の手順は以下の通りです。
- ひげを切り落とし、外側の汚れている皮を剥きます。
- 1本ずつラップでぴったりと包みます。
- 食品用保存袋に入れて冷凍します。
冷凍したとうもろこしはそのまま電子レンジで7分(600W)ほど加熱すれば、茹でとうもろこしとして食べられます。
とうもろこしを茹でてから冷凍する場合は、少し硬めに茹でて熱いうちにラップで包み、粗熱がとれたものを食品用保存袋に入れてから冷凍します。
保存期間の目安は生のとうもろこしと同じで約1ヶ月です。
冷凍庫内は乾燥しているので冷凍焼けを防ぐためぴったりとラップで包み、できる限り保存袋の空気を抜くのがおいしさを保つコツです。
とうもろこしの下ごしらえのポイント
とうもろこしは鮮度がおいしさに直結するので、手に入れたらすぐに下ごしらえするようにしましょう。
ここでは鍋で茹でる方法と、電子レンジを使用して加熱する方法の2つを紹介します。
鍋で茹でる
茹でとうもろこしの手順
- 皮付きのとうもろこしの場合は皮を1~2枚残し、ひげと茎を切り落とします。すでに皮が剥かれたとうもろこしは、軽く水洗いします。
- とうもろこしがひたひたになる程度の水を準備し、2~3%の食塩を加え沸騰させます。
- 沸騰した鍋にとうもろこしを入れ、時々上下を変えながら3~4分茹でます。
- 火を止めたら5~10分ほどお湯の中に入れたままにします。
- ザルにあけ皮を剥きます。
とうもろこしはすぐに取り出さずお湯につけておくことで塩気がなじみ、甘味を引き立たせてくれます。
すぐに食べない場合は熱い状態でラップで包むと、冷めて実がしわしわになるのを防げるのでお試しください。
電子レンジで加熱する
1~2本のとうもろこしを下ごしらえする時は、電子レンジでの加熱が手軽でおすすめです。
電子レンジ加熱の手順
- 皮付きのとうもろこしの場合は皮を1~2枚残してひげと茎を切り、全体を水で濡らします。すでに皮が剥かれたとうもろこしは、軽く水洗いします。
- 水気がついた状態で1本ずつラップで包みます。
- 1本の場合は電子レンジの中央に、2本の場合は両端に離して置き、600Wで4分半~5分加熱します。
- 取り出したらラップに包んだまま粗熱をとります。
電子レンジを使うとお湯を沸かす手間もかからず、暑い夏にはおすすめの方法です。なお、電子レンジによって加熱時間が多少異なるので調整してください。
とうもろこしのオススメレシピの紹介
とうもろこしは茹でてそのまま食べるのはもちろんのこと、和洋中問わず様々なアレンジをしてもおいしく食べられます。
とうもろこしを使ったオススメレシピを2つご紹介します。
とうもろこしご飯
とうもろこしのみずみずしさと甘味を存分に楽しみたい人にオススメなのが、とうもろこしご飯です。
生のとうもろこしの実を包丁を使って芯から外し、お米と一緒に炊くだけの簡単な炊き込みご飯です。
ポイントは実を外した芯も一緒に入れること!芯からとうもろこしの出汁が出て、甘味や香りがより一層感じられます。
味付けはシンプルに塩味、コクのあるバター醤油などお好みでお試しください。
とうもろこしの唐揚げ
油で揚げた香ばしいとうもろこしの唐揚げは、おかずとしてだけでなくお酒との相性も抜群の一品です。
とうもろこしは長さを半分~3分の1に切り、さらに縦に4等分します。
全体に薄く片栗粉をまぶし170℃の油で揚げ、お好みの味付けをして完成です。
焼きとうもろこしのような甘辛い醤油ダレ、青のり+塩、バター醤油などアレンジも楽しめます。
とうもろこしの保存方法のまとめ
生のとうもろこしが出回る時期は1年を通して約4ヶ月ほどと短めです。
また、時間が経つほど甘味が落ちてしまうので、購入後の保存方法がおいしさに直結します。
おいしさを逃さない上手な保存をして、旬のおいしいとうもろこしをぜひ味わってみてください。
<了>
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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
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