もやしの保存方法を徹底解説。冷凍保存やおいしさの見分け方などを紹介

一年中安定した価格で購入でき、ジャンルを問わず様々な料理に使えるもやし、価格も安く日常的に購入してしまいますね。

しかし、もやしはあまり日持ちがしない野菜で、腐らせてしまった経験のある人も多いのではないでしょうか。

 

本記事では正しい保存方法や少しのコツで鮮度をキープする方法などを解説します。

冷蔵保存だけでなく長期保存可能な冷凍方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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もやしの旬の時期や有名な産地、種類について

もやしは工場で栽培されているため旬はありません。天候や季節に左右されることなく、一年を通して安定して供給されています。

もやしの出荷量が日本で最も多いのは栃木県で、福島県、神奈川県と続きます。

 

もやしは原料の違いで3つに分類されます。緑豆が原料の「緑豆もやし」、大豆が原料の「豆もやし」、黒緑豆が原料の「黒豆もやし」です。

日本で流通する9割近くが緑豆もやしで、軸が太くシャキシャキしています。


豆もやしは豆の風味や歯ごたえも楽しめる品種です。
黒豆もやしはほかのもやしに比べて細く、加熱してもシャキシャキ感が残るのが特徴です。

青森県では冬に温泉熱を利用し「大鰐温泉もやし」を栽培しています。一般的なもやしよりも長く30cmほどあり、加熱しても食感が良いと評判です。

大鰐温泉もやし

 

もやしの栄養価や効果・効能ついての説明

もやしはカリウムが豊富で、余分な塩分を体外に排出しむくみを解消したり、高血圧を防ぐ効果があります。

 また、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸も多く含まれていて、疲労回復効果が期待できます。

 

クエン酸と一緒に摂るとより効果が高まるとされているため、レモンや柑橘系との組み合わせがオススメです。

 

もやしの購入時のおいしい食材の見分け方

もやしは全体にハリがあり白いものを選びましょう。茶色く変色しているものは鮮度が落ちている証拠です。

また、もやしの袋には製造日や消費期限が書かれていることもあるので、パッケージを確認して選んでみてください。

 

もやしの常温保存のコツと保存期間の目安

もやしは傷みやすいため、常温保存はできません。

室温にもよりますが、1~2日程度で傷んでしまうため、購入後は必ず冷蔵または冷凍保存をしてください。

 

もやしの冷蔵保存のコツと保存期間の目安

もやしを冷蔵保存する時、ひと手間を加えるだけでより鮮度をキープできます。

もやしの冷蔵保存方法を2つ紹介します。

 

  • 袋に穴を開ける

つまようじなどでもやしの袋に数か所穴を開けてから冷蔵庫へ入れることで、そのまま冷蔵保存するよりも約2倍長持ちします

また、もやしは低温を好むため野菜室ではなくチルド室での保存がオススメです。

 

  • 水に浸けて保存する方法

もやしを水洗いしたら保存容器に入れ、全体が浸る程度の水を入れて冷蔵庫へ入れます。この方法でもチルド室に入れるとより良いでしょう。

保存容器の水は2日に一度は入れ替えをし、清潔を保ってください。

 

買ってきた袋のままの冷蔵保存だと2~3日しか日持ちしないのに対し、上記のひと手間を加えると4日~7日程度保存可能です。

ただし、傷みやすい食材には変わりないので、すぐに使い切れない場合は次に紹介する冷凍保存を試してみてください。

 

もやしの冷凍保存のコツと保存期間の目安

もやしは冷凍保存もできます。冷凍保存の場合の保存期間の目安は2~3週間です。

買ってきた袋のまま冷凍保存も可能ですが、一度水洗いすることで青臭さが軽減されるため、以下の手順をオススメします。

 

①もやしを水洗いし、水気を拭きとります。

②食品用保存袋に入れ厚みを均し、冷凍庫します。

 

2~3時間経ったら一度ほぐしておくと、調理の際にほぐれやすくなり便利です。

 

冷凍したもやしは凍ったまま炒め物や汁物に使えます。 

冷凍すると食感が柔らかくなりますが、スープなどに使用すれば違和感なく食べられます。特売などで大量に買った場合は、ぜひ冷凍保存が良いでしょう。

もやしの下ごしらえのポイント

もやしを和え物やサラダにする場合の下ごしらえの方法を3つ紹介します。

①沸騰したお湯で茹でる

料理本などにも書かれている一般的な下ごしらえ方法ですが、塩と酢を加えるともやし独特の臭みが軽減され、色も白く仕上がります。

茹で上がったもやしは水にさらさずザルなどに広げて冷ましましょう。

②水から茹でる

豆もやしの場合は大豆にも火を通すため水から茹でますが、緑豆もやしも水から茹でることができます。

塩と酢を入れ水から茹で始め、沸騰したら茹で上がりです。

お湯から茹でるよりもシャキシャキ感が残ると言われています。

③電子レンジを使用する

もやしを耐熱容器に入れふんわりとラップをし、600Wの場合は2分半~3分、500wの場合は3分半~4分加熱します。

電子レンジでの加熱は水溶性のビタミンなどの流出が防げるというメリットもあります。

 

どの方法で加熱しても味や食感に大差はないので、自分に合った方法を見つけてみてください。

もやしのオススメレシピの紹介

もやしは癖がなく調理の手間もあまりかからないため、常備菜の食材として重宝している人も多いでしょう。

そのまま食べるのはもちろんのこと、さらにアレンジも可能でオススメなのが「もやしのナムル」です。

下茹でしたもやしが熱いうちにごま油などの調味料をなじませるだけの簡単レシピです。

 

少量の酢やレモン汁を加えると疲労回復効果が高まります。

もやしのナムルはそのまま食べる以外にも、ハムなどを加えてサラダにしたりスープの具材としても応用できるので、ぜひ作ってみてください。

もやしの保存方法のまとめ

もやしの保存方法とコツを紹介しましたがいかがでしたか?

物価高騰の中でも価格が安定していて家計にも優しいもやしを上手に保存し、無駄なくおいしく使い切りましょう。

 

<了>

 

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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。

 

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