アボカドの保存方法を徹底解説。旬の時期やおいしさの見分け方まで

「森のバター」とも呼ばれるアボカド。

ねっとりとした口当たりと豊富な脂質、優れた栄養価からそう言われています。

今回はそんなアボカドの保存方法から、豆知識、相性の良い組み合わせの食材まで紹介します。

 

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アボカドの旬の時期や有名な産地、種類について

国産のアボカドの旬は10月下旬から1月にかけてです。

輸入品のアボカドは3月〜6月頃のものが特に美味しくなると言われています。

ちなみに、流通するアボカドの約90%以上がメキシコ産です。

 

アボカドの生産地トップはメキシコ。次いでコロンビア、ペルーと続いています。

一方で日本の生産地トップは和歌山県が約80%を占め、次いで愛媛県、鹿児島県と続いています。

 

また、農林水産省の定める定義ではアボカドは果物に分類され、野菜的果実とされています。

アボカドの栄養価や効果・効能について

アボカドには植物性脂肪、タンパク質、ビタミンB群、ビタミンE、食物繊維などが豊富に含まれています。

最大の特徴は、全体のよそ20%を占める脂質です。

この脂質の大部分は植物性不飽和脂肪酸のリノール酸やオレイン酸。そのため、コレステロール分解を促進し、動脈硬化の予防などの生活習慣病に効果があると言われています。

 

アボカドの購入時のおいしい食材の見分け方

美味しいアボカドの見分け方には以下のポイントがあります。

 

・形がふっくらしている。

・果皮にムラがなく、ツヤがある。

・表面に張りがある。

・軽く握ると弾力がある。

 

また、果皮の多くは緑色からだんだん黒色へと変化します。(中には緑色のままのものもある)

果皮が硬く、指で押してもびくともしない場合は未熟です。持ったときに軽く弾力があれば食べ頃です。

 

アボカドの常温保存のコツと保存期間の目安

熟していないアボカドは、風通しの良い冷暗所で追熟させましょう。

この場合の保存期間目安は約3〜5日です。

 

アボカドの冷蔵保存のコツと保存期間の目安

熟したアボカドはポリ袋などに入れて乾燥から守り、冷蔵庫の野菜室で保存します。

この場合の保存期間目安は約4〜5日です。

ちなみに冷蔵室では温度が低すぎて、アボカドは低温障害を起こし変色してしまいます。

必ず野菜室で保存するようにしましょう。

 

アボカドの冷凍保存のコツと保存期間の目安

アボカドを丸ごと1つ保存する場合は、ラップで包み、冷凍用保存袋に入れてから空気を抜くように口を閉じ、冷凍庫で保存します。この場合の保存期間目安は約1ヶ月です。

カットしたアボカドを冷凍する場合は、レモン汁などをかけて変色を防いでから使いやすい分量ごとにラップで包み、冷凍用保存袋に入れます。丸ごと保存するときと同様に空気を抜くように口を閉じ、冷凍庫で保存します。

 

尚、丸ごと1つ冷凍したアボカドは、約20分間、常温で自然解凍します。指で押してみて、柔らかくなればOKです。完全に解凍せず、半解凍の状態の方がカットしやすいので用途によって時間を調整してみましょう。

 

カットしたアボカドは野菜室で解凍するか、常温に置いて自然解凍してから使用するようにしましょう。

アボカドの豆知識

・アボカドは、エチレンガスの出るメロンやリンゴと一緒にポリ袋などに入れて口を閉じ保存すると追熟を早めることができます。

夏場など室温が27℃を超える場合は、追熟の進みが早くなるので気をつけましょう。

 

・すぐにアボカドを使いたい場合は、電子レンジで加熱すると効果的です。方法は、アボカドの切断面を下にして、電子レンジ600wで約1分加熱するだけ。ただ、熟していない状態のままで食感が柔らかくなるだけなので、本来のおいしさは損なわれてしまいます。

 

アボカドと相性の良い組み合わせの食材

アボカドは脂質の他に、抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれています。そのためビタミンCたっぷりのレモン汁やブロッコリーと合わせることで、より抗酸化作用を高めることが可能です。

 

他にもアボカドは、リコピンが含まれているトマトとの組み合わせもオススメ。

トマトのリコピンは、アボカドに豊富な脂質と摂ると吸収率がUPします。彩りも美しいので食欲も刺激できますよ。

 

アボカドの保存方法のまとめ

・未熟なアボカドは冷暗所で保存し、追熟させる。

・熟すと緑色から黒色に変化する。

・冷蔵室で保存すると低温障害を起こすため、必ず野菜室で保存する。

・丸ごと1つの状態でも、カットしてからでも冷凍保存ができる。

 

とろっとした口当たりと優れた栄養価が魅力のアボカド。

状態を見極めて正しく保存し、無駄なく美味しく味わってください。

 

<了>

 

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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
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