小松菜の保存方法を徹底解説。旬の時期やおいしさの見分け方まで

江戸時代に、江戸川周辺の小松川周辺で収穫されていたことから、徳川吉宗が名をつけたと言われる小松菜は東京生まれの野菜です。

栄養価が非常に優れ、味にクセがないのでさまざまな料理で活躍する緑黄色野菜です。

ただ乾燥に弱いため、保存方法を間違えると数日で萎あっという間に萎びてしまいます。

今回は、そんな小松菜のおすすめの保存方法や、豆知識、オススメレシピについて紹介します。

 

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小松菜の旬の時期や有名な産地、種類について

小松菜の旬の時期は、秋〜冬の時期です。

本来は寒い冬の時期に採れる野菜だったので冬菜、雪菜などとも呼ばれています。

また、小松菜などの葉物野菜は寒さや霜にさらされると、歯が厚くなり甘みが増す特徴があります。

小松菜の生産量の日本一は茨城県で、次いで埼玉県、福岡県となっています。

 

小松菜の種類は大きく3つに分けられます。

小松菜の主な種類

有袴型
葉柄部分が大きく発達しているタイプ。収穫、味ともに優れています。ただ収穫時に傷みやすいため、やや鮮度が落ちやすくなります。

無袴型
一般的に流通しているのが無袴型。葉身と葉柄がくっきりとして、袴がないタイプ。耐暑性、耐寒性に優れています。

中間型
有袴型と無袴型の中間タイプ。葉身が葉柄に僅かに残っています。

小松菜の栄養価や効果・効能について

小松菜は緑黄色野菜の中でもトップクラスのカルシウム含量を誇っています。その量はほうれん草の約3倍以上です。

その他にも、β-カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、鉄分、食物繊維などさまざまな栄養素を含んでいます。

 

小松菜の購入時のおいしい食材の見分け方

・葉が濃い緑色で、肉厚なもの

・おおぶりでしっかりしているもの

・茎が瑞々しくハリがあるものが美味しい小松菜の特徴です。

 

根がついている場合は、根が太くて長いものの方がより美味しい小松菜です。

 

小松菜の常温保存のコツと保存期間の目安

どうしても冷蔵庫に入らないなど、やむを得えず常温保存する場合は花束を生けるように、小松菜を挿しておけばOKです。その際、花瓶の代わりにペットボトルなどで代用すると良いでしょう。

風通しの良い場所に置き、毎日水を取り替えれば保存期間は約2〜3日はもちますよ。

 

小松菜の冷蔵保存のコツと保存期間の目安

乾燥に弱いので、キッチンペーパーや新聞紙に小松菜を包んだら、霧吹きなどで水分を与え、ポリ袋などに入れてから、野菜室で立てて保存しましょう。

保存期間の目安は約1週間です。

 

小松菜の冷凍保存のコツと保存期間の目安

小松菜はほうれん草とは違ってアクが少ないため、生のままでも冷凍保存が可能です。もちろん、茹でてからでもOKです。この場合の保存期間目安は約1ヶ月。大量の小松菜を手に入れた時でも、冷凍すれば安心です。

使いやすいように、カットしてからバットに並べたり、一つずつラップに包んだりして冷凍するのがポイントです。

 

尚、凍った小松菜は、そのままの状態で汁物や炒め物にさっと加えるだけで調理が可能です。

また、冷凍した小松菜は少ししんなりした食感になるため、冷蔵庫で自然解凍するとおひたしやナムルを作ることもできます。

早く解凍したい場合は、電子レンジで加熱し、水気を絞ればOKです。

他にも、ペーストにすりおろしたり、ミキサーでスムージーにしたりすることで食感の損失が気にならず美味しく食べることもできます。

 

小松菜のオススメレシピの紹介

豊富に含まれるカルシウムの体内吸収率を上げるために、タンパク質や油脂、ビタミンDを含む食品と合わせると良いでしょう。

例えば、小松菜としらすを合わせたお浸しにしたり、油揚げと一緒に炒めたりする定番の組み合わせがとても理にかなっています。

 

  • 小松菜ときのこのじゃこ炒め

小松菜1束と油揚げ1〜2枚を食べやすい大きさにカットし、きのこはほぐしておきます。

フライパンにごま油をなじませ、食材を全て加えて炒め、麺つゆを適量加えたらできあがり。

ごま油の風味が加わることで食欲が増します。また、ちりめんじゃこときのこのビタミンDが、カルシウム吸収をさらに高めてくれます。

小松菜の保存方法のまとめ

小松菜などの葉物野菜は、乾燥に弱いため保存の際は少し湿らせてからキッチンペーパーや新聞紙に包み、ポリ袋に入れたら、野菜室で立てて保存する。

ほうれん草と違い、アクがないため生のままで冷凍が可能。

小松菜の栄養価は緑黄色野菜の中でもトップクラス。中でも不足しやすいカルシウムを効率よく摂取するためには、タンパク質や油脂、ビタミンDと一緒に摂ると良い。

 

小松菜は誤った方法で保存するとすぐに萎びてしまいます。正しい方法で保存して、長く美味しく楽しみましょう。

 

<了>

 

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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
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