
ペンネーム:うのみ
プロフィール:大学卒業後、子育てのブランクを挟んで、通算13年間不動産会社に勤務。保有資格・宅地建物取引士・2級FP技能士・賃貸不動産経営管理士
子育てが一段落し、仕事を退職し、シニアは時間に余裕ができる年代です。新しいことを始めたいけれど不安があるし、若いころのようにがんばれない。そんなふうに迷っていませんか?
結論として、がんばらなくてもいいんです。
楽しく参加して、新しい仲間ができて、無理をしなくても続けられるコミュニティを見つけましょう。
これを書いている私もシニア年代の女性です。子育てが一段落したあと仕事をがんばっていましたが、50歳を過ぎてから体力に不安を感じて退職。時間ができたので近隣の習い事やサークルを調べてみましたが、なかなか踏み切ることができませんでした。
そんな私がコミュニティ活動を始めることができたのは、このまま時間が過ぎてしまうのはもったいないと思ったからでした。
とりあえず始めてみようと重たい腰を上げ、スマホで体験に申し込んで出かけてみました。それがきっかけで、今は無理せず楽しくコミュニティ活動を継続中です。
私にもできた、シニアだから無理をしない、コミュニティの見つけ方をお話します。
シニアがコミュニティに入るのをためらう理由
シニアは、なぜコミュニティに入るのをためらうのでしょうか?
新しい人間関係に入るのが不安
新しいコミュニティに入ろうとしたとき、気になるのは人間関係ですね。気の合う仲間が見つかればよいですが、輪の中に入れないかもしれないと思うと参加をためらってしまいます。
続けられるか不安
活動を続けるのは簡単ではありません。続けられないかもしれないと、参加をためらってしまうシニアは多いでしょう。
体力的な不安
活動時間が長かったり、電車に乗ったり、歩いたり。外出は疲れますから、やりたいことがあっても体力に不安があるとなかなか始められません。
シニアの無理をしないコミュニティ活動の見つけ方
不安ばかりで迷っていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。入ればよかったと後悔しないように、シニアが無理をせず始められるコミュニティ活動の見つけ方をお話しします。
体験に参加してみる
いきなり入会するのが不安なら、まず体験に参加してみましょう。気軽に参加できますし、合わなければ入会しなければいいのです。
内容は難しくないか、体力的に無理はないか、仲間は仲良くなれそうか。入会前に知りたいことを実際に経験できますので、判断材料になりますね。
経験を生かす活動を選ぶ
未経験なことはハードルが高いというシニアの皆さん、子どものころの習い事を思い出してみましょう。
子育てで中断した趣味を再開するのもよいでしょう。道具を一から買い揃える必要もありませんので、余分な出費もなくスムーズに始められます。
いつでも辞められるものを選ぶ
せっかく始めたのだから続けなきゃとがんばる必要はありません。
いつでも辞められるものを選びましょう。
体力的・経済的負担が少ないものを選ぶ
コミュニティ活動にはお金がかかるものもあります。道具を買ったり、入会金が高かったり、参加費をまとめて先払いしたり。
また、シニアは何かと体調がすぐれなかったり、体力に自信がなかったり、健康に不安のある方もいるでしょう。激しい運動や無理な動きがあると長く続けられません。
経済的にも体力的にも負担の少ないものを選びましょう。
通いやすさを重視
会場までの交通手段は重要です。
混んでいる電車に長時間乗ったり駅から遠かったりすると体に負担がかかります。
天候にも左右されますね。
普段から使い慣れている交通手段など、通いやすい場所での活動が理想です。
シニアがコミュニティに入るメリット
生き甲斐を得られる
シニア年代になり自由な時間が増えたのに、ぼんやりと過ごしていませんか?家族以外の人とのつながりはシニアの生活を充実させてくれます。
コミュニティ活動を通して地域の若い世代と交流すれば、役に立つ実感を得られたり気持ちが若返ったりして、生きる気力が生まれてきます。
習い事では、初めはできなかったことができるようになる充実感が得られ、毎日が楽しくなるでしょう。
認知症の予防と健康維持
認知症の予防には脳の活性化が必要です。
コミュニティに入ると、外部から刺激をたくさん受けます。指先を使った作業や外部の人との会話や体を動かすことによって、認知症の予防効果が期待できます。
また、適度な運動は健康維持に重要です。外出により立ったり歩いたりする機会が増えます。体操や山歩きなど、活動自体に運動が盛り込まれているコミュニティもあります。
適度に体を動かして、健康なシニアライフを送りましょう。
まとめ
仕事や子育てでがんばってきたシニア。自分だけの自由な時間を持てるようになったら、自分のためにその時間を使いましょう。
考え過ぎず、嫌ならやめればいいくらいの軽い気持ちで、まず始めてみることが大切です。
新しいことをやってみるって、ワクワクしますね。
< 了 >
※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。