【40代・50代】むくみに効果的!鍼灸師がおすすめするツボ5選

梅雨を迎え、木々の緑もつややかに深みを増してきましたね。
とても美しい季節になりましたが、梅雨特有の症状に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、そのなかでも特にご相談の多い「むくみ」についてお伝えしたいと思います。

40代・50代のむくみに悩む方へ。実際の鍼灸師がアドバイスします。

40代・50代の方々にとって、むくみは日常的な悩みの一つかもしれませんね。
顔が大きくなっているように感じたり、手足が腫れぼったく感じたり…。

歳を重ねるとともに代謝が低下することで、身体の中の余分な水分や老廃物が排出されにくくなり、それがむくみとして現れます。雨が降り続き湿度が高くなるこの梅雨の時期は、一層むくみが起こりやすくなるので困ったものです。

中医学では、余分な水分を「湿(しつ)」と呼んでいます。
梅雨の季節は、自然界の湿気が体内に留まり「湿」となって、むくみをはじめ、さまざまな不調を引き起こすと考えられています。
「湿」は下半身に溜まりやすい性質があるため、特に足がむくみやすくなります。
さらに滞りやすいという性質もあるため、放っておくと気血の流れが悪くなり、冷えや痛みに繋がる可能性もあります。
不調を未然に防ぐためにも、普段から「湿」を身体に溜め込まないようにすることが大切です。


そこで取り入れたいのが、毎日の「ツボ押し」習慣です。
ここでは、40代・50代のむくみに効果的なとっておきの「ツボ」をご紹介します。

 

ムクミには気軽にできる「ツボ押し」で、上手に身体をケアしよう

なぜ、むくみに「ツボ押し」がいいの?

中医学では、ツボは「経穴(けいけつ)」と呼ばれ、気血(エネルギー)の通り道である「経絡(けいらく)」上に存在する重要なポイントと考えられています。

ツボを刺激することによって、気血の流れがよくなり、身体本来が持つ治癒力を高めることができます。
余分な水分である「湿」も排出されるため、むくみを改善することができます。

「ツボ押し」の3つのメリットとは?

「ツボ押し」のメリットはたくさんありますが、ここでは3つご紹介します。

 ①いつでもどこでもできる

「ツボ押し」に必要なのは自分の指だけ。場所や時間を選ばないので、気軽に取り組むことができます。

 ②穏やかに作用する

「ツボ押し」には副作用がないといわれています。年齢や性別を問わず、誰でも安心して行うことができます。

 ③体調を知る手がかりになる

「ツボ押し」を毎日の習慣にすると、体調の変化に気付きやすくなります。押したときにいつもと違う感覚があれば、それは不調のサインです。

効果抜群!「ツボ押し」の方法とは?

「ツボ押し」は、心身ともにリラックスした状態で行うことが大切です。
緊張してギュッと身体に力が入ってしまうと、ツボに刺激が伝わらず、思うように効果が得られないこともあります。そんなときは、深呼吸を繰り返して、緊張をほぐしてからはじめましょう。

「息を吐きながら」5秒かけてゆっくりと押し、「息を吸いながら」5秒かけて少しずつ離すようにして、10回ほど繰り返します。「気持ちいい」と感じる強さで押すのがポイントです。

「痛い方がよく効く」と思われがちですが、そんなことはありません。強い力でグイグイ押しすぎると、炎症を起こしてしまうこともあるので注意しましょう。

40代・50代のむくみに効果的なツボとは?

ツボはWHOに認定されているものだけでも、361種類あります(新しく発見されたツボもあるので、実際はもっとたくさんあります)。そのなかで「40代・50代のむくみに効果的なツボ」を5つチョイスしました。「ツボ押し」に適した、見つけやすい場所にあるものばかりです。早速、はじめてみましょう!

 

①水分(すいぶん)

見つけ方:身体の中心線上で、おへそから指幅1本ぶん上がったところにあります。

押し方:人差し指の腹をツボにあて、身体の中心に向かって押します。あおむけに寝て、楽な姿勢で行いましょう。

効果:名前のとおり、全身の水分バランスを整える効果があります。また、体内に溜まった老廃物を取り除く作用もあります。

むくみを解消することで、スッキリしたウエストラインを手に入れることができます。お腹まわりが気になってきた40代・50代の方にもおすすめです。

②腎兪(じんゆ)

見つけ方:おへその裏側で、ウエストラインの背骨から指幅2本ぶん外側にあります。両手を腰にあてたときに、ちょうど親指があたる場所です。

押し方:親指の腹をツボにあて、身体の中心に向かって左右同時に押します。

効果:生命力と関係するとても重要なツボです。水分代謝を促すため、むくみや頻尿、耳鳴り、足腰のだるさに効果的です。また、ホルモンバランスを整える作用もあります。

③三陰交(さんいんこう)

見つけ方:内くるぶし中心から指幅4本ぶん上がったところ、すねの骨の後ろ側のキワにあります。

押し方:足をつかむように骨のキワに親指をあて、骨の内側に指を入れ込むようにして押します。

効果:3つの陰の経絡が交わる場所にあり、下半身のむくみや冷えに効果があります。また、女性のための万能ツボともいわれ、生理痛、生理不順、PMSなどにもよく効きます。

更年期のさまざまな症状にお悩みの40代・50代の方に、ぜひ押して欲しいツボです。

 

④足三里(あしさんり)

見つけ方:ひざのお皿のすぐ下にある外側のくぼみから、指幅4本ぶん下がったところにあります。

押し方:両手の親指を重ねてツボにあて、残りの指はふくらはぎに添えます。ひざのほうに引き寄せるように少し力を込めて押します。

効果:胃腸のはたらきを整え、体内に溜まった水分や老廃物の排泄を促します。また、足のむくみを取り、疲れを和らげる効果もあります。

俳人「松尾芭蕉」が「足三里」にお灸をすえて奥の細道を旅したという有名なエピソードがあります。そのころの芭蕉は40代。長旅で足が疲れないように気を付けていたことがわかります。旅先で簡単にケアできるので、旅行の好きな40代・50代の方にもおすすめです。

⑤湧泉(ゆうせん)

見つけ方:足の裏で、足の指を曲げた時にできるくぼみの中央(中指の少し下)にあります。

押し方:親指の腹をツボにあて、足先に向かって押し上げます。

効果:「泉が湧く」という意味を持ち、気力を高め、全身の疲労を回復させる効果があります。また、水分代謝を促し、血流を改善するため、むくみや冷えにも効果的です。

 

まとめ「むくみ」には「ツボ押し」習慣をはじめましょう!

「40代・50代のむくみに効果的なツボ」をご紹介しました。まずは、5つのなかから気になる1つを選んで、毎日「ツボ押し」を続けてみてください。身体にやさしい変化があるはずです。

 

ご紹介したツボは、実際の鍼灸治療でよく使うものです。「ツボ押し」でも十分な効果がありますが、もっと積極的にケアしたい方は、身近にいる鍼灸師に相談してみるのもよいでしょう。

いつでもどこでも気軽にできる「ツボ押し」を習慣にして、毎日をいきいきと元気に過ごしましょう!

 

今回の寄稿者は「kao」さま

kaoさまのプロフィール:鍼灸師・国際薬膳師。
女性のための鍼灸院で、お客さまの美容や健康のお悩みに向き合っています。
東洋療法美容salon 漢方美人
50歳を過ぎ、更年期真っ只中。中医学のチカラを借りて養生するなかで、穏やかに体調が整っていくのを感じています。「中医学の素晴らしさをたくさんの方に伝えたい!」そんな思いから、ライターをはじめました。愛猫(るる)の「かまって攻撃」をかわしながら、楽しく執筆しています。

<了>

※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。

 

 

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