レタスの保存方法を徹底解説!保存期間やおいしい食べ方レシピもご紹介

食物繊維の代表格である「レタス」は、サラダに入れる野菜としても大人気の食材です。
パリパリとした食感が、とてもおいしいですね。


ただ「保存していたら、いつの間にかシナシナになってしまった」「サラダとして作り置きしていたら、切り口が赤くなってしまった」というお悩みはありませんか。

 

そこで本記事は、レタスの常温・冷蔵・冷凍での保存方法と、切り口が赤くなりにくいレタスの下ごしらえのポイントをご紹介します。

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レタスの旬の時期や有名な産地

通年出回っているレタスですが、旬は年に2回あります。

まず「春レタス」はゆっくりと育つため、葉が厚く、しっかりしたシャキシャキの歯ごたえが特徴です。4〜5月が最もおいしいと言われています。

次に「夏秋レタス」は6〜9月が最もおいしい時期とされていて、こちらは軽めのパリパリの歯ごたえが特徴のレタスです。

 

レタスは季節ごとに産地の変わる野菜で、夏は高冷地の長野県、冬は暖かい香川県、春と秋は茨城県から多く出荷されています。

レタスの種類

今回ご紹介するのは、一般的に球レタスに分類されています。

ですがレタスには、さまざまな種類の品種やブランドがあり、種類によっては呼び方が変わるものもあります。

ここでは、レタスの仲間の一部をご紹介します。

 

名前特徴
サニーレタス葉先が濃いあか色のとても柔らかいリーフレタス。

呼称は、ブランド名

ブーケレタス水耕栽培で作られる、ブーケに似た美しい形のレタス

呼称は、ブランド名。

ロメインレタスシーザーサラダによく使われる、加熱調理に向いたレタス

別名:コスレタス

サンチュ焼肉には欠かせない葉物として大人気のレタス

別名:かきちしゃ・包菜

サラダ菜サラダ菜はレタスの仲間でも栄養価が高く、緑黄色野菜に分類される

別名:バターヘッド

レタスの栄養価や効果・効能について

レタスは全体の約96%が水分です。

残りの4%にビタミンC、E、カロテン、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛などを程よく含んでいます。

 

レタスの芯を切ったときに出る白い液には「サポニン」という成分が含まれており、イライラを静めるリラックス効果や安眠効果が期待できます。

おいしいレタスの見分け方

ここではレタスを購入するとき、おいしいものを選別するチェックポイントをご紹介します。

①葉にハリがあり、みずみずしい

レタスは歯ごたえがおいしい野菜です。そのため、葉のハリとみずみずしさは鮮度を見分ける重要ポイントとも言えます。

外葉があまりにもクタクタになっていたり、全体的に見て萎びているものは鮮度が落ちている証拠です。

 

②ふんわりと結球している、いびつでない

巻きがしっかりしているレタスは、収穫遅れによる原因がほとんど。
食べても葉がかたいことが多いです。調理するときも葉が外しづらく、手間がかかります。

また、いびつな結球は育成が上手くいかなかったサインです。カットしたら中が腐っていた、という失敗をしないためにもしっかりチェックしましょう。

 

③重すぎない

重い野菜は、一般的においしいとされていますが、レタスに限っては真逆です。

重すぎるものは育ちすぎていて食感がかたく、苦味が強い傾向にあります。

 

④カットしてあるもの:芯が小さく、ふんわりしている

おいしいレタスの芯は、およそ10円玉サイズと言われています。

径は約2cmほどが理想です。芯が大きすぎるものは、成長しすぎで葉に栄養が行き届いていません。

また葉がぎっしり詰まっているものも、成長し過ぎのサインです。ふんわりとしたものを選ぶとおいしいものがチョイスできます。

レタスの常温保存のコツと保存期間

レタスを常温保存したときの日持ち期間の目安は、夏場は2日、冬場なら5日ほどです。

 

常温保存するときには、ビニール袋に入れるとレタス本体の水分で蒸れてしまうので、新聞紙に包んで直射日光の当たらない、冷暗所に置いておきましょう。

 

ただ、レタスは水分の多い野菜なので、環境によっては早く痛んでしまうことがあります。レタスの鮮度を守るためには、なるべく冷蔵保存がおすすめです。

レタスの冷蔵保存のコツと保存期間

レタスを冷蔵保存したときの日持ち期間の目安は、約10日〜2週間です。

 

丸ごとのまま保存する場合は、レタスの外葉で包むか、キッチンペーパーに巻いて保存袋に入れて冷蔵保存しましょう。

冷蔵庫内は乾燥しやすいので、しっかりレタスを包んであげることが長持ちのポイントです。

 

レタスの芯に爪楊枝を刺すと…

「レタスの芯に爪楊枝を刺すと鮮度を保てる」というのを聞いたことがあるでしょうか。
これは、レタスの芯に3〜4本爪楊枝を刺すと、レタスの生長が止まるためです。

 

収穫したレタスはまだ生きているので、外側の葉っぱからどんどん養分が奪われていきます。それを防ぐために、生長点を適度に傷つけておくと長期間シャキシャキの状態で保存できます。

 

爪楊枝を刺したレタスも、丸ごとレタスと同じ状態で保存すると良いでしょう。

ちぎった場合

レタスを使って作り置きサラダを作りたい時にも、ひと手間をかけるとシャキッとした食感を保てます。

 

【手順】

①レタスを手でちぎる

②たっぷりの冷水にしばらく浸す

③全体がシャキッとしたら、サラダスピナーなどで水分をしっかり切る

④保存容器や保存袋に入れる

 

レタスは手でちぎることで、切り口が赤くなるのを防げます。保存期間はおよそ1〜2日です。

ちぎったレタスの切り口全体が赤くなったり、茶色くなってきたりしたら早めに食べきりましょう。

 

レタスの冷凍保存のコツと保存期間

レタスを冷蔵保存したときの日持ち期間の目安は、約10日〜2週間です。

 

冷凍するときは、丸ごとではなくちぎって冷凍するようにしましょう。

 

ゆっくり冷凍すると変質や変色が起こってしまうため、保存袋に平らに広げてバットの上に乗せ冷凍するか、冷凍庫の急速冷凍の機能を使うとおいしく冷凍できます。

 

解凍するときは、そのまま料理に使います。火を通し過ぎると変色するので、最後のひと仕上げに冷凍したレタスを入れるとよいでしょう。

 

レタスの下ごしらえのポイント

レタスは「金気を嫌う」と聞いたことはありますか?

 

レタスを金物の包丁で切ると、切り口の変色が早まってしまいます。これはレタスに含まれるポリフェノールと、包丁(特に鋼)の鉄の成分が反応しあうために起こる現象です。

 

すぐ食べる分なら、包丁で切っても問題ありません。一方で、サラダなどの作り置きをする場合は、手でちぎったほうが切り口が赤くなりにくく長持ちします。

 

「低カリウムレタス」って何?

人工透析を受けている人や腎臓に疾患のある人には「カリウム」は禁物です。

 

ただ、野菜には必ず窒素・リン酸・カリウムが必ず含まれているため、野菜の中でも特に生野菜を食べられず、患者さんの食事は単調になりがちでした。

 

低カリウムレタスはそんな患者さんの声に答えるため開発され、腎臓病を患う患者さんの食事に変化を与えたのです。

現在ではその技術が応用され、小松菜やルッコラ、水菜の生産もされています。

 

レタスのおすすめレシピ

レタスはサラダで生食されがちですが、実は火を通してもおいしく食べられます。
生食で食べるよりかさがグンと減るので、あっという間に消費できますよ。

 

特に豚肉との相性が良く、栄養価では美肌効果が期待できます。

 

レシピ1:レタスしゃぶしゃぶ

①レタスとニンジンは細切り、長ネギは斜め薄切り、水菜はざく切りにする

②①を水にさらし、シャキッさせたら水を良く切る

③豚肉と②を一緒にしゃぶしゃぶして、ポン酢などで食べる

 

レシピ2:レタスの豚巻き


①薄切りの豚肉を広げ、数枚重ねたレタスを芯にしてきつめに巻きつける

②豚肉の表面に塩コショウを強めに振る

③豚肉に焼き目がこんがりつくまで、フライパンで焼く

 

レタスの保存方法のまとめ

今回はレタスの常温、冷蔵、冷凍の保存方法と日持ち期間を中心に解説しました。

レタスがどうして金物を嫌うのか、スーパーで見かける「低カリウムレタス」はどんなものかなど、知っているようで知らない知識もたくさんご紹介しました。

 

また、ご紹介したレシピを参考に火を通して食べるレタスにも、ぜひ挑戦してみてください。特に芯の部分のみずみずしさが、とてもおいしく感じられるはずです。

<了>

 

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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。

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