キュウリの保存方法を解説。旬の時期やオススメのレシピをご紹介

「キュウリ」はスーパーに1年中出回っているためとても身近な食材になります。

サラダや和え物には欠かせないキュウリは食卓に登場する回数もきっと多いかと思います。

そんなキュウリですが、皆さんどのように保存していますか?

 

キュウリは水分量が多いため野菜の中でも比較的早めに消費期限がくるので冷蔵庫に入れていたのに気づいたときにはシワシワになっていた・・・なんて経験をされた方は多いのではないでしょうか。

 

今回の記事では、キュウリの様々な保存方法や保存期間などをご紹介します。

キュウリの美味しい見分け方や、種類の違いなどもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧下さい。

キュウリの旬の時期や有名な産地、種類について

キュウリの旬と言えば夏!別名「夏キュウリ」と言われているほど、夏野菜の定番ですがハウス栽培の普及により通年供給可能な野菜としてスーパーなどに出回っています。

有名な産地としては5月6月の冬春ものは宮崎県、群馬県、埼玉県、7月8月の夏秋ものは群馬県、福島県、岩手県が生産量が多く、その時期によって流通するキュウリの産地も異なっています。

 

また、キュウリは世界中でナント500種類も栽培されおり日本で流通しているキュウリのそのほとんどが白イボ系と言われるキュウリで表面のイボが白く、果皮が薄くて歯切れが良い事が特徴のキュウリとなっています。

 

また、白イボ系と比較される黒イボ系と言われるキュウリはその名の通りイボが黒く皮が厚く、果肉は柔らかいことが特徴です。

四葉

珍しいキュウリですと四葉(すうよう)という現在静岡県にて栽培されている白イボ系の品種もあります。

ちりめんのように表面がしわしわになっているのが特徴です。

加賀太

また、加賀野菜で有名な加賀太(かがふと)キュウリや、90センチ以上にもなる大和三尺(やまとさんじゃく)、イボなしキュウリなど日本だけでも多くの種類がありますので旅行等で地方に出かけた際にはご当地キュウリを探して楽しんでみてはいかがでしょうか?

キュウリの栄養価や効果・効能について

キュウリはその95%以上が水分です。そのため、キュウリには栄養がないのでは・・・と思っている方も多いと思いますが、

実は血圧低下作用のあるカリウムや抗酸化作用のあるカロテン、ビタミンA、ビタミンC等、様々な栄養素を多く含んでいる野菜となります。

 

また、ほとんが水分であることから夏の暑い時期には水分補給にもなり、その栄養素も相まって利尿作用やむくみ解消に効果が期待できます。更に、キュウリには身体を冷やす効果もあるため、熱中症対策にも効果があるとされています。

おいしいキュウリの見分け方

おいしいキュウリは、太さが均一で濃い緑色で色むらがないもの、張りとつやがあり、表面にあるイボが痛いぐらいとがっているものが新鮮で美味しいとされています。見分ける際にはヘタの切り口ものみずみずしさもポイントになります。

しかし、現在イボのない種類のキュウリもあるので、ご購入の際には色んな角度からきゅうりの新鮮さを確認してみるといいでしょう。

また、多少曲がっていても味に問題はないのですが、柔らかいキュウリは痛み始めている可能性もあるので注意が必要です。

きゅうりの常温保存のコツと保存期間の目安

キュウリの保存の最適温度は10~15度程度となります、常温保存をするならば冬場が最適です。

また、キュウリは、寒さと乾燥と水分が苦手なため対策が必要です。

 

常温保存の手順

  1. キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取る
  2. キッチンペーパーや新聞紙等で包む
  3. ポリ袋に入れ冷暗所などに立てて保存する

 

尚、常温では2~3日保存できます。

また、暑い夏場や、キッチンなど温度変化が激しい場所での保管は控えた方が良いでしょう。

 

キュウリの冷蔵保存のコツと保存期間の目安

キュウリは寒さと乾燥が苦手なため冷蔵保存する場合には野菜室での保存が適しています。

 

冷蔵保存の手順

  1. キッチンペーパーで水気をしっかりと拭く
  2. キッチンペーパーまたは新聞紙に包む
  3. ポリ袋に入れ野菜室に保存する

 

通常は5日程度保存可能ですが、他の野菜に比べて水分が多い分傷みやすいため、早めに消費することをお勧めします。

また、スライスしたキュウリを保存する場合、ポリ袋や密閉できる容器に入れ冷蔵庫に保存します。

スライスしたことで雑菌がつきやすく傷みやすくなるため、1~2日で消費しましょう。

尚、塩もみして水気を切ったキュウリの場合には、保存期間が5日程度になります

冷凍保存のコツと保存期間の目安

キュウリを長く保存するには、冷凍保存がオススメです。

以下のような手順で保存可能です。

 

1本まるごとを冷凍する場合

  1. キッチンペーパーでしっかりと水気を拭く
  2. ラップで空気が入らないように、しっかりと包む
  3. 冷凍ジップロックに入れて、冷凍庫に保存する

 

この場合、1ヵ月近く保存できます。使い道が決まっていない場合、とりあえずそのまま冷凍するのがオススメです。

 

スライスした状態で冷凍する場合

  1. キュウリは薄い輪切り(もしくはスライス)にする
  2. 塩もみをし、水気を絞る(塩の目安はきゅうりの重量の1%程度)
  3. ラップに小分けして包む
  4. 冷凍ジッパーに入れて、冷凍庫に入れる

 

これで、1ヵ月ほど保存可能になります。こちらの方法だと、解凍したらすぐに使えるのでとても便利ですね。

 

解凍方法のポイント

解凍する方法ですが、1本まるごと冷凍していた場合には冷凍庫から出して5分程度で半解凍になります。

半解凍の状態でカットして使うのもいいですし、完全に解凍してから水気を絞ると、まるで塩もみした状態のようになりますので時短料理などにもオススメです。

 

スライスしたものを冷凍していた場合には、①自然解凍する②冷蔵庫にいれて解凍する③電子レンジで解凍する④軽く水洗いして半解凍の状態にする、と様々あります。調理方法によって、使い分けるとよいでしょう。

キュウリの豆知識

食卓でお馴染みのキュウリの発祥は3000年以上前と言われており、インド北部からネパールにかけて栽培され、6世紀後半には中国を経由して日本に来たと言われています。

 

日本に来た当時のキュウリは苦みが強くあまり人気がなく、更にはカットした断面が徳川家の家紋に似ているということで、特に武士達は好んで食べなかったと言われています。

 

しかし、江戸後期になると野菜や果物、魚など様々な食材の「初物」を楽しむ事が流行。栽培しやすく出荷しやすいことから庶民の間でも手に入れやすい「きゅうり」が多く流通、さらに水分が多く熱冷ましにもなるという効能から、一躍人気になり、更に多くの人が口にするようになったと言われています。

 

また、この頃から夏のお盆に、精霊馬(しょうりょううま)を作り精霊棚等に飾る文化が出来たとも言われています。

この記事も読まれています

キュウリのオススメレシピの紹介

冷凍キュウリとカニカマのオイマヨピリ辛和え

 

【材料】 4人前

・冷凍スライスきゅうり 3本(300g)
・カニカマ 80g
◎オイスターソース 大さじ1
◎マヨネーズ 大さじ4
◎コチュジャン 小さじ1
・白ごま お好みで

 

作り方

  • ①キュウリは冷凍庫から取り出し、軽く水洗いした後しっかりと絞る
  • ②ボールに①と割いたカニカマを入れ、◎を加える
  • ③全体をしっかりと混ぜたら、出来上がり
  • 器に盛り付け、お好みで白ごまを適量かけてください。

 

作り方のポイント

・キュウリは半解凍でも全解凍のどちらでも使えます。

・コチュジャンの量はお好みに合わせて調整して下さい。

 

キュウリの保存方法のまとめ

いかがでしたでしょうか。

キュウリの保存方法の常温・冷蔵・冷凍保存を中心にお伝えしました。

1年中流通しているキュウリですので、ぜひその時々の味を楽しんでみてください。

是非、常温保存から冷凍保存まで試してみて下さいね。

 

<了>

この記事もオススメです

 

※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。

 

よかったらTwitterフォローお願いします

おすすめの記事