毒嫁の支配
日常的に命令口調が目立つようになったため、そのことについて元嫁をたしなめると、物を壊したり、私の仕事用のスーツを破いたりと大暴れ。
こいつは本当に危険でやばいやつだと理解した時は後の祭り、見抜けなかった自分に責任があることも分かっています。
私から何か言っても逆効果になるため元嫁の母親に頼ろうと、この状況について相談したところ
「悪いのは全部お前だろ!自分で何とかしろ!!」
と怒鳴られました。
親子でここまで似るのかと逆に笑えてきました。
元嫁の暴走は止まりません。
- 新築の住宅に住みたい!
- 新車を買え!
- 新しい電化製品が欲しい!
と連日大騒ぎです。
この時、私は最も危険なことを思い出しました。
結婚当初に「家計を預かる私が給料を管理するね」と言われ
給料が振り込まれる銀行通帳や印鑑を渡してしまっていたことです。
「やばい、詰んだか…」と諦めを感じた私の気分を察したのでしょう。通帳と印鑑を見ながらニヤリと嫌な微笑み。
電話で義母と何を買うかの相談を私の目の前で繰り広げるようになりました。
私が不満そうな表情を見せるだけ「ベランダにものを落としたから拾ってこい」と言い出し、ベランダに出た瞬間、中から鍵をかけ喜んでいます。
思い通りにならなければ「給料が安すぎると会社に電話するぞ」と平然と脅しをかけてくるようにもなってしまったのです。
毒親娘への逆襲、そして離婚
こんな地獄のような状況をなんとかしなければ!と今さらながら元嫁を紹介てくれた同僚に相談しました。
話を聞いた同僚は「そんな女性だと思わなかった。紹介してしまって本当にすまなかった」と平謝りでした。
しかし本当に悪いのはこうなるまで放置してしまった自分にある、だからこの状況を打破するため手伝ってくれと伝えました。
そこで捻り出した作戦は「給料が振り込まれる口座を変更する」と言うものでした。その日のうちに振り込む口座を変更。
そのことを知ったらあの親娘は大暴れすることは百も承知で、そのことに加え、ある重要な事も毒親娘に報告しました。
「給料の振り込み口座は変更した。こんな生活は継続することはできない。離婚してほしい」
案の定「ありえない。絶対認めない。許さない。承服出来ない」と、あらゆる否定的な単語を駆使して騒ぎ始めました。
実はこの件については同時に実父にも相談しており、法的手段も視野に入れて離婚を進めることを二人で決めていました。
その覚悟をこの親娘に伝えると「慰謝料●●●円払え!!」と法外な金額を言い出しましたが、
「出るところに出て困るのはどっちだ?それでも良いなら場所を変えて続きをすることになる」と二人に伝えました。
決しておとなしくは引き下がるような人種ではないことはわかっていましたが、こちらも相当な覚悟で臨んだ話し合いだったのです。
その後、時間がかかりましたが双方とも”何もクレームはつけない、条件も付けない”という旨の誓約をし離婚に至ったのです。
正直、私自身が招いたことだと今も反省しています。
元嫁の人間性をきちんと見抜くなり、ここまで被害が大きくなる前に自ら動いていれば、両親や同僚が悲しい気持ちにならずに済んだ話だったのです。
最後に
このような人種に苦しめられてる人は他にもたくさんいると思います。万が一巻き込まれたときには勇気をもって話し合うべきです。
それでも通じなかったら相談できる相手に救いを求め、解決策を見出していきましょう。
それがどの立場にいる方のためにもなり、無駄な時間や苦痛を味あわずに済むことにつながります。
でも、このような経験をしたからこそ普通の生活がどれほど幸せかが分かるという、貴重な時間だったと思うようにしています。
もし皆様が波風立つことなく過ごしていける時間をお持ちであるならば大切にしていただきたいと思います。
< 了 >
※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
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