物価の優等生と言われ、1パック100円台で購入できていた卵。懐かしいですね…
近年では鶏インフルエンザの猛威、ウクライナとロシア問題から燃料や飼料等の高騰や円安などの要因により、卵の価格が大きく上昇しています。
そんな卵をセールの際についついたくさん購入したけどどう保存したら良いのかお困りの方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな卵についてのおすすめの保存方法や、豆知識について紹介します。
卵の有名な生産地、種類について
鶏卵生産量の都道府県別割合をみると、茨城県が最も高く、次いで鹿児島県、岡山県となっています。
卵の種類には日本で最もポピュラーなのが「白色レグホーン」という鶏が産む白い卵です。
次いで「ロードアイランドレッド」という鶏が産む赤い卵が主流となっています。
他にも褐色の卵殻を持つ「地卵」や、ヨード分を強化した「ヨード卵」などが日本では販売されています。
卵の栄養価や効果・効能について
卵の栄養には、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。
中でも卵は、タンパク質の優良性を示す「アミノ酸スコア」が100で非常に良質であるとされています。
このスコア算定には、体内で合成することのできない9種類の必須アミノ酸が、体の必要量に対してどれくらい含まれているのかで決まります。
効率的に栄養を摂ることができるので、運動後にもおすすめです。
卵の購入時のおいしい食材の見分け方
産卵日と賞味期限を確認しましょう。
産卵日は近ければ近いほど、新鮮である証拠になります。
ただし、産卵日の記載は義務ではないため、表示がない場合もあります。
そんな時には、賞味期限をチェックしましょう。およそ2週間以上残っていると産卵日が近いということになるため、新鮮な卵であることがわかります。
卵の常温保存のコツと保存期間の目安
卵はスーパーで常温販売されていることも多く、常温での保存が可能です。
しかし、一般的にはサルモネラ菌や他の菌による汚染を防ぐため、10℃以下での保存が勧められています。
やむをえず、常温保存する場合は風通しの良い冷暗所にします。
直射日光や湿度の高い場所は、卵が傷みやすくなるので避けるようにしましょう。
卵の冷蔵保存のコツと保存期間の目安
気温が高くなる夏場は特に、冷蔵での保存がおすすめです。
購入後はなるべく早く冷蔵庫にいれ、冷蔵庫のドアの開閉も短くすることがコツです。
保存期間の目安は約2週間。
この2週間の数字は、生で食べる場合の期間を示すので、もし、2週間を過ぎてしまった場合はしっかり加熱して食べるようにしましょう。
卵の冷凍保存のコツと保存期間の目安
調理した卵は冷凍保存することが可能です。
その場合の保存期間の目安は、約2週間です。
生の卵をそのまま保存すると、中身が膨張して殻が割れてしまう危険性があります。
また、溶きほぐした卵の冷凍保存は可能ですが、細菌汚染のリスクがあるため、一度加熱してから冷凍保存するようにしましょう。
卵の冷凍保存のコツと解凍方法
一度加熱した卵焼きの場合、使いやすく一切れずつ保存するのがコツです。
解凍する場合は、自然解凍するか電子レンジを使用します。
卵の豆知識
卵は1日1個まで?
卵の摂取量がコレステロール値に影響があるとされ、1日に1個までなどの間違った情報がロシアの実験から出回りました。
最近では1日に3個ずつ卵を2週間食べ続けた実験で、血中コレステロール値に変化は見られないことがわかり
2015年の日本人の食事摂取基準で内容が改定され、今まであった基準値が撤廃されました。
青い卵がある?
南アメリカのチリ原産の「アローカナ」という鶏では、世界で唯一殻が青い卵を産みます。こ
の珍しい卵が岩手県や青森県などの日本でも、手に入れることができます。
卵の保存方法のまとめ
優れた栄養をもつ卵は、さまざまな料理にアレンジできるので出番が多い食材です。
ただサルモネラ菌などの細菌汚染のリスクもあるため、正しい保存方法を行い、美味しく無駄なく食べ切って行くことが大切です。
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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
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