「とりあえず枝豆とビール!」
居酒屋さんに入ると思わず口にした経験がある方も多いかもしれません。
ご家庭でも旬の時期においしく食べたいですよね。
枝豆は日本文化として海外に伝わっておりSUSHI同様に「EDAMAME」でも通じる日本食です。
今回はそんな日本を代表する枝豆の保存方法や旬の時期、おいしさの見分け方まで徹底解説していきます。
枝豆の旬の時期や有名な産地、種類について
枝豆の旬は6月から9月ごろにかけての夏が旬です。
主な産地は群馬県、秋田県、山形県、千葉県、北海道、埼玉県などが有名で、日本の広い範囲で栽培されています。
枝豆の品種
青豆(白毛豆)
関東を中心に栽培され、さやは緑色で産毛が白く、1つのさやに2~3粒の豆が入っています。「毛豆」、「小糸在来」などの品種があります。
茶豆
東北地方を中心に栽培されている茶豆。さやは緑色で豆の薄皮が茶色をしています。1つのさやに2粒の豆が入っているのが特徴です。「だだちゃ豆」、「黒埼茶豆」など一度は聞いたことがありますよね。
黒豆
関東を中心に栽培されています。
黒大豆が成熟する前に収穫され、薄皮が黒みを帯びているのが特徴です。
「丹波篠山黒大豆」が有名ですが、収穫量が少ない希少な品種でスーパーなどに出回ることはあまりありません。
枝豆の栄養価や効果・効能についての説明
枝豆は栄養価が高く、タンパク質、イソフラボン、メチオニン、ビタミンB1、カリウムなどが含まれています。
・タンパク質:枝豆のタンパク質は脂肪が少ないのでヘルシー
・イソフラボン:美肌効果が期待される
・メチオニン:アルコールの分解を促す
・ビタミンB1:疲労回復、夏バテ防止に効果
・カリウム:利尿作用を促し、むくみ解消につながる
メチオニンが含まれている枝豆がビールのおつまみに合うのも納得です。
ヘルシーで、美肌によいとされるイソフラボンが含まれ、ビタミンB1で疲労回復と、枝豆はおいしくて体によい万能食材ですね。
枝豆の購入時のおいしい食材の見分け方
枝豆は夏になるとより多く店頭に並ぶようになります。
ここでは購入時の見分け方をご紹介!
良い枝豆の特徴
- 枝付きのものは鮮度がよく日持ちする。
- さやがきれいな緑色で毛が立っている
- さやにくびれがある(くびれがないものは豆が成長しすぎ)
スーパーはもちろんですが、道の駅や直売所などには地場の新鮮な枝豆が売られているのでおすすめです。
枝豆の常温保存のコツと保存期間の目安
枝豆は置いている間に風味や栄養が失われていくので常温保存にむきません。
常温保存のコツ
・湿らせた紙に包む
・上から湿らせていない紙で包み涼しい場所に保管
・保存期間は2~3日
枝豆の冷蔵保存のコツと保存期間の目安
冷蔵保存のコツ
◎生の場合
・濡れた新聞紙に包み、ビニール袋に入れる
・保存期間は3日程度
◎ゆでた場合
・さやを切り落とし、塩でもむ
・沸騰したお湯に入れ煮立たせる
・ゆであがったらザルにあけ冷まし、保存容器などに入れ冷蔵庫に入れる
・3日を目安に食べきる
ゆでた場合でも、2日、3日と残ってしまうと風味が落ちてくるのがわかります。
冷蔵保存でも早めに食べるようにしましょう。
枝豆の冷凍保存のコツと解凍方法、保存期間の目安
冷凍保存のコツ
さや付き
◎生の場合
・洗って水気をきり
・冷凍用の袋に入れ空気を抜き冷凍する(なるべく平らに入れる)
・保存期間は1ヶ月
◎ゆでた場合
・塩もみして5分、水洗いして水気をとる
・ゆでてさましたらポリ袋等に入れて冷凍
・保存期間は1ヶ月
さやなし
・塩もみして沸騰したお湯で2~3分ゆでる
・粗熱が取れたらさやから実をとりだす
・ジップロックなどにいれて冷凍
解凍方法
・使う前にあらかじめ冷蔵庫にうつす
・流水解凍
・凍ったまま調理
ゆでて冷凍しておけば食べたい時に解凍してすぐに食べられます。
また、ゆでてさやから取り出して保存しておくと料理に使いたいときにサッと使えて便利ですよ。
枝豆の下ごしらえのポイント
枝豆はゆでる前のひと手間でよりおいしく仕上がります。
さやの両端を切り落としてからゆでると塩味が入りやすくなるので、ちょっと時間がかかるかもしれませんが味に差が出ますよ。
それからゆでる前の塩もみです。
これは枝豆の産毛をとるのはもちろんですが、塩味ののりをよくするためもあるのでこの工程も忘れないでください。
枝豆のオススメレシピの紹介
ゆでる以外になかなか調理法が思いつかない枝豆。
オーブンに入れるだけの簡単オススメレシピをご紹介します。
枝豆のオーブン焼き
- 洗った枝豆500gに塩を振って軽くもむ
- 220℃に温めておいたオーブンで10分焼く
ゆでた枝豆もとってもおいしいですが、焼くとホクホクと香ばしくなります。
ゆでるより豆の味が濃く感じられるので、この食べ方は一度試してほしいです!
ちょっと驚きますよ。
枝豆の保存方法のまとめ
ここまで枝豆の保存方法と旬の時期、おいしさの見分け方などについてご紹介してきました。
・枝豆の旬は夏
・枝豆はタンパク質やイソフラボンなどが含まれ栄養価が高い
・枝豆を買う時はできれば枝付きがよい
・枝豆は常温保存に向かないので、早めに食べきるか冷凍保存がおすすめ
地域によっては枝豆は夏になるとたくさんおすそ分けをいただくことがあります。
どんどん調理して毎日枝豆づくしもいいですが、冷凍保存などを上手に活用して長くおいしくいただきましょう。
<了>
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※本記事は個人の体験談をもとに作成されております。
※健康法や医療・介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず公的機関による最新の情報をご確認ください。
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